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内容詳細
古代からの歴史、神学、現代の活動まで、聖公会を丸ごと紹介する!
主教制を採りつつ信徒の同意も重視する〈実践の共同体〉である聖公会(アングリカン・コミュニオン)。
その特徴的な思想「ヴィア・メディア(中間の道)」はいかに形成され実践されてきたのか、最新の動向も交えて解説する。
聖公会という教会は、イエス・キリストのミニストリーを丁寧に継承しつつも、常に、その時々の状況の中で、革新され、変容し続けてきた生命体でもあります。これからの日本聖公会、ひいては世界の聖公会を、命あるコミュニオンとして構想し、造り上げていく道標として、本書が広く読まれることを切に願います。
(西原廉太「推薦のことば」より)
[目次より]
歴史編
1 聖公会の源流/2 カンタベリーのオーガスティン/3 イングランド宗教改革の源流/4 ローマ カトリックからの独立/5 祈祷書の誕生/6 ピューリタン革命と名誉革命、スコットランド聖公会/7 メソジスト運動とキリスト教社会主義/8 オックスフォード運動からリベラル・カトリシズムへ/9 海外宣教とアングリカン・コミュニオンの形成
教理編
1 聖公会の教理はどこに示されているか/2 宗教改革の基本原理と「聖書・理性・伝統」/3 ヴィア・メディア/4 社会に対するまなざし/5 宣教論の転換とエキュメニズム/6 アングリカン・コミュニオンの現状と課題
付録
・イングランド教会「宗教箇条」、通称「三十九箇条」(塚田理訳)
・海外宣教会の日本宣教と教区の成立
・日本聖公会の教区(地図)
・世界の聖公会(アングリカン・コミュニオン)(地図)
〔著者紹介〕
岩城 聰(いわき・あきら)
日本聖公会大阪教区退職司祭。翻訳家。プール学院大学チャプレン、ウイリアムス神学館教授ならびに、神学教理委員、正義と平和委員など日本聖公会管区諸委員を歴任。
著書に『聖公会の教会問答』(聖公会出版、2013)、訳書にマーク・チャップマン『聖公会物語―― 英国国教会から世界へ』(監訳、かんよう出版、2013)、ディヴッド・L・ホームズ『アメリカ聖公会小史』(かんよう出版、2018)、ナイム・アティ-ク『サビールの祈り――パレスチナ解放の神学』(教文館、2019)ほか多数。
- 投稿タグ
- アングリカン・コミュニオン, イングランド教会, ヴィア・メディア, オックスフォード運動, 三十九箇条, 聖公会