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内容詳細

「神の子」としての人間観の継承
大正デモクラシー運動の主導者・吉野作造に影響を与えたキリスト教精神の真髄とはどのようなものだったのか。信仰の師と仰いだ日本組合基督教会牧師・海老名彈正との交流から、「民本主義」に代表される政治思想や平和思想の源泉を探る。吉野と海老名が執筆したキリスト教と政治問題に関する論文7篇も併せて収録。

【目次】
はじめに
第一章 ミス・ブゼルと吉野のキリスト教受容
第二章 海老名、神戸教会牧師辞任から本郷教会牧師就任へ
第三章 吉野、海老名の「門下生クリスチャン」になる
第四章 初期社会主義とキリスト教
第五章 デモクラシーをめぐる吉野作造
第六章 社会問題をめぐる二つの懇談会
第七章 朝鮮併合をめぐる吉野と海老名
第八章 平和会議(第一次世界大戦)
第九章 『新人』と『新女界』
むすびにかえて

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書評

 

ライフワーク・海老名彈正研究のスピンオフ
〈評者〉本井康博

本のひろば2022年8月号書評