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内容詳細
信じる自由は誰にも奪えない!
2020年6月に「香港国家安全維持法」が施行されてから、言論・報道・出版・集会等の「表現の自由」が脅かされている香港で、今後「信教の自由」はどうなるのか? 信仰の力によって戦う香港の宗教者たちの生の声を聴く。
【もくじ】 推薦のことば(平野克己)
序章 国家安全維持法下で揺れる香港のキリスト教(松谷曄介)
第1章 「香港牧師ネットワーク」と「香港2020福音宣言」
「香港2020福音宣言」 付属文書 1 「神の国」の福音(1)──個人の魂の救いだけでよいのか 2 「神の国」の福音(2)──その社会・政治との関係 3 政教分離とは何か 4 政治権力に対する服従と抵抗 深淵から呼び求める七日間の祈り 「逃亡犯条例」改正反対運動から「香港牧師ネットワーク」結成まで 「香港2020福音宣言」を読む(朝岡勝)
第2章 香港国家安全維持法と信教の自由
香港の政治と信教の自由(倉田徹) 政治問題に直面する香港教会(袁天佑) 国安法の暗雲下における香港教会(邢福増)
第3章 香港民主化運動におけるキリスト者の声
信仰と民主の夢(戴耀廷) 鐘を鳴らす者の言(朱耀明) バチカンにより破滅の道へと追いやられた中国カトリック教会(陳日君)
第4章 中国大陸の信教の自由
キリスト信仰のための声明(王怡ほか、牧者署名) 私の声明──信仰的不服従(王怡) 暗闇の時代に命がけで道を証しする伝道者・王怡牧師(邢福増)
編者あとがき(松谷曄介)
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書評
香港の宗教者たちの生の声を聞く
〈評者〉山口陽一
本のひろば2021年5月号書評