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内容詳細

救済論の大胆かつ清新な見直しを試みる!

キリスト教は救いの宗教である。しかし西方教会はその救いを、贖罪論=償罪論に偏して理解してこなかっただろうか。本書は東方教会の伝統と対話しつつ、神が創造した人間本性の完成という地平に着目し、神化論としての救済論への新たな展開を試みる。

そこから更に現代における教会のあり方にも論及し、いわゆるシェルター型の囲い込みの神学から、傘のように開かれた包括的な神学へと問題を提起する。

いま、神学と伝道を考えるすべての牧師・信徒に薦める書。

【著者について】
濱和弘(はま・かずひろ)。1958 年生まれ。1978 年明治大学経営学部卒業後、一般企業に就職し、9 年間、建材営業に従事。1994 年東京聖書学院卒業。その後立教大学大学院、アジア神学大学院で学ぶ。日本ホーリネス教団静岡キリスト教会、土居キリスト教会、三鷹キリスト教会およびキリスト信愛会小金井教会の兼牧を経て、現在は兼牧していた両教会を統合した小金井福音キリスト教会の牧師。牧師としての働きと共にキリスト教各教派を超えた働きにも加わる。

【目次より】
序 章 問う主体と語る主体
第一章 人間論の問題
第二章 救済論の問題
第三章 教会論的キリスト論
第四章 救済論の新しい展望に向けて
第五章 結語にかえて

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