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内容詳細
激動の世界のただ中で、われわれは永遠なる神をいかに語るのか?
◆日本を代表する神学者が書き下ろした、スタンダードかつ最高水準の事典。
◆キリスト教の神学・思想に関連した事項・人名から100項目を厳選。
◆長く愛用されてきた旧版(初版1972年、増補版1983年)の項目・執筆者を刷新。
【本事典の特長】
①神学の重要項目を分かりやすく解説。
→「三位一体」「受肉」「復活」「義認」「啓示」「予定」など。
②教会的・実践的項目を神学的視点から記述。
→「説教」「聖礼典」「礼拝」「職制」「伝道」など。
③近現代の主要神学者をコンパクトに紹介。
→「シュライアマハー」「バルト」「ブルンナー」「ニーバー」「モルトマン」など。
④現代神学のテーマを網羅。
→「癒し」「解放の諸神学」「物語の神学」「宗教的寛容」など。
⑤教派的な神学的伝統とエキュメニカルな教派間対話をバランスよく記述。
→「ルター派神学」「改革派神学」「メソジスト神学」「エキュメニズム」「福音主義」など。
⑥アジア・日本についても丁寧に紹介。
→「アジアの教会と神学」「熊野義孝」「北森嘉蔵」など。
⑦巻末には便利な「ラテン語神学用語リスト」を収録。
【推薦の言葉】
佐藤優氏(作家・元外務省主任分析官)
時代の危機を克服するヒントが満載
優れた神学者たちのチームワークでできた優れた組織神学事典だ。エキュメニカルな視座からキリスト教の基本となる基本用語を、学術的に高い水準を維持しつつ、わかりやすい言葉で伝えている。時代の危機を克服するヒントがこの事典に満載されている。教会に通っている人、総合大学の神学部やキリスト教学科、宗教学科、さまざまな教派の神学校で学んでいる人をはじめ、キリスト教、宗教に関心を持つすべての人に本書を薦める。
平野克己氏(日本基督教団代田教会牧師、雑誌『Ministry』編集主幹)
神学的想像力を呼び起こされる事典
事典を読むことは楽しい。それが用語であれば、言葉の向こうに多くの人々の歴史と思索が見えてくる。人名であれば、その人が生きた時代・人生・格闘を知り、さらに愛しい名前に変えられていく。修飾語を削ぎ落とした簡潔で無機質な記述に、想像力が呼び起こされて、執筆者との対話が促される。46年を経て全面刷新されたこの事典。現代日本に、時代の波に押し流されない骨太の教会を形成していくために、必携の書物である。
吉田 隆氏(神戸改革派神学校校長、日本キリスト改革派甲子園教会牧師)
教会的基盤と展開の指標として
宗教改革者ジャン・カルヴァンは、神学者の務めについて「真実で、確かで、益のあることを教えて、良心を固くするにある」と述べている。本書は、まさにその〈神学〉の危機から編まれた旧版とは別に、教会的基盤を確かめ・伝道と教会形成を推進し・信徒たちの信仰生活を益するため(序文より)という〈神学の初心〉に立ち帰ろうとする。今後、本書は、ここから新たに展開して行くための指標として長く用いられるものとなるだろう。
【充実した執筆陣(あいうえお順) 】
江藤直純(ルーテル学院大学教授)
川島堅二(農村伝道神学校教師)
菊地順(聖学院大学政治経済学部教授,大学兼政治経済学部チャプレン)
小泉健(東京神学大学教授,日本基督教団成瀬が丘教会牧師)
神代真砂実(東京神学大学教授)
近藤勝彦(東京神学大学名誉教授)
佐藤司郎(東北学院大学教授)
下田尾治郎(敬和学園大学人文学部国際文化学科准教授・宗教部長)
須田拓(東京神学大学准教授,日本基督教団橋本教会牧師)
関川泰寛(東京神学大学教授,日本基督教団大森めぐみ教会牧師)
髙橋義文(聖学院大学大学院客員教授,聖学院大学総合研究所副所長)
棚村重行(東京神学大学特任教授)
東方敬信(青山学院大学名誉教授,青山学院大学綜合研究所研究員)
長山道(東京神学大学准教授)
洛雲海(韓国・長老会神学大学校(PUTS)助教授,聖学院大学総合研究所客員教授)
西谷幸介(青山学院大学教授)
野崎卓道(日本基督教団白銀教会牧師)
野村信(東北学院大学教授・宗教部長)
芳賀力(東京神学大学教授)
朴憲郁(東京神学大学教授,日本基督教団千歳船橋教会牧師)
深井智朗(東洋英和女学院院長,東洋英和女学院大学人間科学部教授)
藤本満(イムマヌエル綜合伝道団高津教会牧師)
牧田吉和(日本キリスト改革派宿毛教会牧師)
松谷好明(元聖学院大学総合研究所特任教授)
森島豊(青山学院大学宗教主任・准教授)
森本あんり(国際基督教大学教授)
矢澤励太(北陸学院中学校高等学校聖書科主任・高等宗教部長)
安酸敏眞(北海学園大学学長)