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内容詳細
キリスト教がわかると、世界がもっと近くなる!
現代を読み解くために必須の情報源!
時代の変化やキリスト教界の動向に合わせて、最新の情報が充実。
巻末には、キリスト教小英和辞典としても使える「欧文・和文項目対照表」、「歴代教皇・対立教皇一覧」、「歴代カンタベリー大主教(大司教)一覧」を付した。
【本辞典の特徴】
◆世界的に定評があるOxford Concise Dictionary of the Christian Churchの最新版(2013年)を底本としたキリスト教総合辞典。
◆聖書・歴史・神学・典礼から美術・建築・文学・音楽に至るまで、キリスト教に関わる6,000以上の項目を収録。
◆教派の偏向がないエキュメニカルな視点に基づき、欧米ほか、アジアやアフリカについても丁寧に記述。
◆現代のキリスト教界の多様なテーマを網羅。
【推薦の言葉】
佐藤優(作家、元外務省主任分析官)
『オックスフォード キリスト教辞典』は、正確さとわかりやすさで定評がある。私も37年前から愛用している。この辞典が日本語で読めるようになり、とても嬉しい。木寺廉太先生が読みやすさを考慮しつつ正確な翻訳をしてくださった。キリスト教だけでなく、宗教、歴史全般に関心を持つ人にも是非本書を読んで欲しい。本書で身に付けた知識と教養が国際ビジネスの最前線でも役に立つ。知的な実用書としても本書を勧める。
橋爪大三郎(東京工業大学名誉教授)
定番中の定番『オックスフォードキリスト教会辞典』の、簡約最新版の待望の日本語訳の登場である。聖書の学びにはもちろん、歴史、宗教、哲学思想文学など、どんな分野にも必携だ。カトリック、プロテスタント、正教に公平に目配りし、クエーカー、エホバの証人、メノー派、モルモン教、ユリテリアンなど周辺的な項目の記述も丁寧。巻末の欧文和文対照表が千金の値をもつ。中高の図書室、すべての図書館にぜひ備えてもらいたい。
池澤夏樹(詩人・小説家・翻訳家)
自分に信仰があろうとなかろうと、キリスト教に関する知識なしにものを考えることはできない。ぼくたちはみんなキリストと反キリストの間にいる。 この辞典は大量の正確な知識を簡潔に伝えるもので、座右に置いて心強い。ぼくはまず「愛の祈り」の項に強く惹かれた。嘆願事項を並べず、漫然と考えに耽ることなく神への愛を強く望むもの、という説明は感動的である。
西原廉太(立教大学教授、立教学院副院長)
世界中の神学、キリスト教を研究対象とする者の書棚には、ほぼ間違いなく、The Oxford Dictionary of the Christian Churchがあるはずだ。この辞典は、神学、教会論、教父学、聖書学から礼拝学、宣教論に至るまでほぼすべての領域をカヴァーした、比類なき羅針盤として、1957年に世に出されて以来、圧倒的な評価を与えられてきた。本書は、その第3版を底本としたコンサイス版の日本語訳であるが、内容は最新のものにアップデートされている。西洋史や英文学を学ぶ方、キリスト教に関心のある一般読者にも、必携のものである。
【編者・訳者紹介】
E. A. リヴィングストン(E. A. Livingstone)
本書の親辞典であるThe Oxford Dictionary of the Christian Church(第2版以降)の共同編者(F. L. クロスと共に)。1971–95年、国際教父研究会(International Conferences on Patristic Studies)の事務局長と紀要(Studia Patristica)の編者を務めた。大英帝国5等勲爵士(MBE)、オックスフォード大学セント・アンズ・カレッジ・フェロー。
木寺廉太(きでら・れんた)
1941年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科宗教学宗教史学専攻博士課程進学、ストラスブール大学より宗教学博士号取得。茨城キリスト教大学文学部教授、立教大学文学部キリスト教学科教授を歴任。現在、立教大学名誉教授。 著書 『古代キリスト教と平和主義──教父たちの戦争・軍隊・平和観』(立教大学出版会、2004年)。 訳書 『キリスト教教父著作集16 テルトゥリアヌス4』(2002年)、W. E. ポウスト『キリスト教シンボル・デザイン事典』(2007年)、C. リンドバーグ『キリスト教史』(2007年)、G. R. エヴァンズ『異端信仰』(2008年)、F. ヤング『ニカイア信条・使徒信条入門』(2009年)、P. シェルドレイク『キリスト教霊性の歴史』(2010年)(以上、教文館)。