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内容詳細
第二次世界大戦下のロンドン。
大女優の祖母に引き取られ、演劇学校に入れられた少女ソレルが、従姉との競演の果てにつかんだ夢とは…!
演劇の家系に生まれた子どもたちが、それぞれの進む道を模索する姿と、温かく見守るおとなたちの姿をさわやかに描く物語。
「わたしは将来、何になる?」この問いと向き合い始めた思春期の子どもたちに手渡して頂きたい1冊。
『バレエ・シューズ』で人気を博したストレトフィールド作品の初邦訳!
〈物語〉
舞台は第2次世界大戦中のイギリス。孤児になってしまったソレル、マーク、フィリスの3人きょうだいを引き取ってくれたのは、これまで会ったことのない母方のお祖母さん。大女優でもあるお祖母さんから、3人は有名な演劇一家に生まれたことを初めて聞かされ、奨学金のため、ロンドンの舞台芸術学院へ通うことになります。
俳優の英才教育を受けて育ったいとこのミランダとミリアムに学院で出会い、刺激を受けた3人は、厳しい訓練に耐え、自分たちの中に眠る才能を開花させはじめます。
やがて、思慮深いソレルと自信家のミランダ、対照的な個性を放つ長女2人は、シェークスピア劇『テンペスト』の妖精「エアリエル」を競演することに……!
〈著訳者紹介〉
✦著者:ノエル・ストレトフィールド(Noel Streatfeild,1897-1986)
イングランド・サセックス州出身。英国王立アカデミー演劇学校卒業後、女優を経て著作に専念、大人向けの小説家から、児童小説家となる。代表作は『バレエ・シューズ』(BBC放送でテレビ映画化、エマ・ワトソン主演、2007年。日本語版DVDは2009年発売)。
✦訳者:中村妙子(なかむら・たえこ)
1923年生まれの翻訳家。
児童文学、C.S.ルイスの著作と評伝、クリスティーなどの小説、キリスト教関連書など、約250冊の訳書がある。E.ネズビット『鉄道きょうだい』(教文館、2011年)など。