闇の勢力に抗して

身近な問題を通して聖書の福音を語る！

東日本大震災と原発事故、拡大する経済格差……。混迷する現代社会を生きる私たちに聖書はどのような希望を指し示すのか？　聖書のメッセージを歴史的文脈の中でとらえ、現代に生かすものとして受け取り直し、この世におけるキリスト者のあり方を説く。

［目次より］
Ⅰ
教育基本法の「改正」について／ 南京暴虐70周年／ 日韓問題とキリスト教／ 咸錫憲の信仰と思想／ 東日本大震災とＴＰＰ／ 核兵器工場と原発事故／ ブロークン・アロー／ 8月14日に思うこと／ 「放射性廃棄物はどこに」／ 9月30日の説教から／ 偽りの霊との戦い／ 自民党改憲案の問題点／ 敗戦と天皇制
Ⅱ
靖国問題／ スピリチュアル・ブーム／ 原爆の日の平和祈念式典／ 日露戦争／ 司馬史観／ 広島の平和祈念式典／ 原発問題、竹島問題／ オリンピック、消費税増税／ 労働者派遣法改正案
Ⅲ
日本的自然主義に抗して／ 神の子イエス／ 私の信仰／ 早天礼拝奨励／ 正義と公平／ キリストの艱難の欠けたるを補う／ 闇の勢力を見据えて／ キリストが「最後の者」である／ 偶像化との戦い／ 教義主義との訣別

◆著者紹介

内坂 晃（うちさか・あきら）
1946年鳥取県東伯郡泊村に生まれる。1963年日本自由メソジスト教団宇崎竹三郎牧師より受洗。1969年同志社大学法学部政治学科卒業。清教学園高校教諭（社会科）を経て，1973年関西学院大学神学部編入学。1977年関西学院大学神学部大学院修士課程修了。清教学園高校聖書科講師を経て，1981年日本キリスト教団聖天伝道所設立。日本キリスト教団砧教会牧師，恵泉女学園聖書科講師，稲城教会牧師を経て，現在，日本キリスト教団聖天伝道所牧師。
著書　『ヒューマニズムを超えるもの』（1982年），『現代を聖書に問う』（共著，1985年）以上，新教出版社。『荒野を見る目』（1990年），『虚無の霊に抗して』（1995年），『講解説教 ヨブ記』（1999年）以上，教文館。