今年設立50周年を迎えた公益財団法人 東京子ども図書館が、記念の冊子とDVD、CDを作成しました。ナルニア国も19日からレジ前で販売中です。
『東京子ども図書館 50年のあゆみ』は、豊富な写真で東京子ども図書館の歴史を振り返る95ページの記念誌です。写真の中でたくさんの懐かしいお顔に会えたり、「こんな人も訪れていたんだ！」と驚くことがいっぱいあり、50年という年月はたくさんの人がバトンを手渡しながら繋いできた時間だったのだと実感します。子ども図書館の存在があったからこそ今のナルニア国もあるのですから、私たちも見て楽しく学ばなければ～📖
DVD「松岡享子 お話の種まきをした人～東京子ども図書館の活動をとおして」は、アメリカの図書館で「お話＝ストーリーテリング」を学んだ松岡さんが、日本中にお話を広めたその足跡を写真やゆかりの方々の証言で辿っています。語られたお話はその場限りのものかもしれないけれど、お話を聞いた（子どもにとっては「体験した」というべきかも）喜びは長くその人の中に残って、何か良いものを醸し続けるのだということが強く感じられました。お話の語り手だけでなく、本に関わる人、子どもに関わる人にもぜひ見ていただきたいドキュメンタリー映画です。
CD「語りをたのしむ 松岡享子のお話 三びきのクマの話／金の不死鳥」は、松岡享子さんの語りを収録したもの。基本的にナマモノであるお話を録音して音声を残すことはしないと思いますが、松岡さんのお話はもう二度と聞けないと思うとこの音声がとても貴重なものに思えます。松岡さんの語りを実際に聞いたことがある方は、きっと今でもその声が心の大切な場所に残っていると思いますが、一度も聞いたことがない人に「こんなお話の語り手がいた」ということを知っていただけたらと願います。
【東京子ども図書館設立50周年記念出版・3点】
『東京子ども図書館 50年のあゆみ』東京子ども図書館・編／1760円（税込）
DVD「ドキュメンタリー映画 松岡享子 お話の種まきをした人」（本編58分）／3850円（税込）
CD「語りを楽しむ 松岡享子のお話」（収録時間51分）／3850円（税込）
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