「きになる新刊pick up」では、目を通しているうちに掲載のタイミングを逸してしまったり、あえて取り上げるまでもなく名作だったりした理由で「ベスト👍」にも「クリーンヒット⚾」にもせず紹介していない作品があります。
そこで、今後そうした作品をお知らせする「check! きになる新刊」を不定期で掲載します。
第4回目は、お料理の本。食欲の秋、到来ですね！ ※ 第1回目は「文庫化」、第2回目は「新版」、第3回目は「ウクライナ」でした。
📖『野菜はすごい！ ～シェフが先生！ 小学生から使える、子どものための野菜たっぷり料理本』
『料理はすごい！ ～シェフが先生！ 小学生から使える、子どものためのはじめての料理本』
秋元さくら、宮木康彦、笠原将弘、菰田欣也 著
柴田書店 刊
定価1760円（税込）
＊テレビなどでも活躍の有名シェフが子ども向きにレシピを公開。一般的な料理本よりも少しレベル高めかも。
ありきたりな料理では満足できない人に、とくにおすすめ。食材やレシピなど、現代的なものも。
たとえば「エッグベネディクト」とか「スモークサーモンとアボカドのサンドイッチ」とか。
📖『お菓子はすごい！ ～パティシエが先生！ 小学生から使える、子どものためのはじめてのお菓子の本』
菅又亮輔、捧雄介、音羽明日香、笠原将弘 著
柴田書店 刊
定価1760円（税込）
＊上記2点の姉妹編。『料理はすごい！』の受賞につづき、第9回子どもの本賞受賞。
お料理本の老舗の出版社が手掛けるだけあって、どれも◎。さすがのクオリティ。
📖『ぜ～んぶひとりでできちゃう！ 小学生のお料理ブック』
新谷友里恵 著
家の光協会 刊
定価1650円（税込）
📖『よくできました！ 一生役立つ！ はじめてのこどもキッチン』
鈴木薫 著
KADOKAWA 刊
定価1650円（税込）
＊ほどよくまとまめられたファーストお料理本。子どもだけじゃなく、一人暮らしを始めたばかりの人にも最適。
まずは、第一歩！
📖『おいしい絵本レシピ』
野口真紀 著
福音館書店 刊
定価1650円（税込）
＊「母の友」連載の記事をまとめた1冊。横長のおもしろい判型が目を引きます。
『おおきなおおきなおいも』や『まゆとおに』など、人気の本からのレシピが冴えます。
「母の友」より紙面が大きいので、お料理の写真の映えることといったら！ ページをめくりながら、お腹がグーと鳴りそう。
📖『こどもキッチン、はじまります 2歳からのとっておきの台所しごと』
石井由紀子 著
はまさきはるこ 絵
太郎次郎社エディタス 刊
定価1760円（税込）
＊この本だけ刊行が少し前に（2017年）になりますが、ぜひご紹介したい！
小さい時から台所しごとを、の理念に強く共感します。レシピの掲載ももちろんありますが、それよりも読み物としておもしろい。
男女関係なく、ごはんを作って食べることは、人が生きていくために必要なこと。
坂本廣子さんの『台所育児』（農文協）という1冊と同じ趣旨と思います。
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