chiba岩波書店の新YAシリーズ“スタンプブックス”の第3弾は、メキシコ生まれのアメリカの作家、フランシスコ・X・ストーク著『マルセロ・イン・ザ・リアルワールド』です。もちろん、日本では初めて紹介される作家ですから、正直「どんな話なんじゃい!?」(タイトルを見ても全然想像がつかないし…)と思っていました。でも、翻訳者が千葉茂樹さんと見れば、「これは読んでみなくては」と思った方も多いことでしょう。ナルニア国のスタッフもそう思った一人です。どうやら、くろみみくんもそう思っているらしく(?)、ただ今熱心に匂いを嗅いで、いえ読んでいるところです。
この岩波書店創業100周年記念の新YAシリーズに関連して、千葉茂樹さんにナルニア国でご講演いただくことになりました。北海道にお住まいの千葉さんはそうたやすくお招きできる方ではありませんので、ナルニア国でお話を伺うのも2005年以来8年ぶりになります。日程は6月16日(日)午後2時~、ウェンライトホールで100名の講演会です。詳しくは決まり次第ホームページやメールマガジンでご案内いたします。どうぞお楽しみに!

『マルセロ・イン・ザ・リアルワールド』作品解説(岩波書店ホームページより)
…「リアルな世界」を経験してほしいという父親の望みに応え、ひと夏の間、法律事務所で働くことになった、マルセロ。心を揺さぶられる日々のなかで、次第に自らの進むべき道を見いだしていきます。社会に出ていく若者が経験する不安や成長を、発達障害をもつ17歳の少年の内面から描いた、さわやかな青春小説。