昨年5月末からはじめた「きになる新刊 pick up」は、今月末でいよいよ8か月を迎えます。
この間に紹介した作品の数は110冊。優れた筆力や画力のあることはもちろん、正しく美しい日本語を使っているか、訴求力があると同時に読者に”考える”ことを促しているか、内容に信憑性があるかなど、私たちスタッフが日々さまざまな本に触れる中で截然と分けるラインを越えた作品を表紙画像とともに紹介するコーナーです。
それぞれの記事は署名入りで掲載していますが、そこに選ぶ人の個性も混ざり合い、私たち自身も「〇〇さんの好きそうな本だね!」「こうやって紹介されると読んでみたくなる」などと刺激を受けています。
今回、自分たちが紹介してきた作品を見返し、さらによりコーナーの充実を図る狙いもあり、これまでどれほどの方が記事に注目してくださったのか閲覧数を検証することにしました。
すると、おもしろい傾向に気づきました。
まずはその閲覧数のトップ10の発表です!
1位 あるヘラジカの物語(絵本)
2位 ほんとうの願いがかなうとき(フィクション)
3位 フラミンゴボーイ(フィクション)
4位 歌がにがてな人魚(フィクション)
5位 囚われのアマル(フィクション)
6位 紙の心(フィクション)
7位 サンドイッチクラブ(フィクション)
8位 こねこがにゃあ(絵本)
9位 ぼくだけのぶちまけ日記(フィクション)/影を呑んだ少女(フィクション)
10位 やさいのおにたいじ(絵本)
ご覧の通り…なんと10位まですべてが絵本とフィクション、つまり「おはなし」の本だったのです。
一口に「おはなし」といってもあかちゃんや小さい子ども向けの本、中学生前後を対象とした本と読者に適した年齢に幅はあるものの、やはりナルニア国のお客さまは物語の世界を好まれるという印象を受けました。なるほど~。
今こうしてサイトをご覧くださっている方、数多ある書店の中から教文館ナルニア国でお買いお求めくださっている方に、この場を借りて心よりお礼を申し上げます。ありがとうございます!
これからも自信を持っておすすめできる本を発掘(新刊の発刊点数は年々増えているので文字通り、「これは」と思う本を掘り起こしています。笑)していきます。
今後もこのページがみなさまの読書のご参考になりましたらうれしく思います。
さて。
これで終わらせるべからず、せっかくですのでそれぞれが紹介したものから「もう一度強く推したい作品=マイベスト」を集めました。(ベスト10の作品を除く)
心を豊かにうるおす作品があふれています。どうぞおうち時間のおともになさってください。
●わたしの「きになる新刊」 これがすき!
(く)
・お蚕さんから糸と綿と
・わたしが障害者じゃなくなる日 難病でうごけなくてもふつうに生きられる世の中のつくり方
・キャラメル色のわたし
(す)
・わたしの全てのわたしたち
・がろあむし
・音楽家の伝記 はじめに読む1冊 チャイコフスキー
(か)
・十歳、ぼくは突然「敵」とよばれた
・瓶に入れた手紙
・ベルリン1919
(や)
・絵本画家 赤羽末吉
・イワンの馬鹿
・音楽家の肖像
(い)
・シェルパのポルパ エベレストにのぼる/富士山にのぼる
・ほんとうのリーダーのみつけかた
・いつの空にも星が出ていた
●番外編
ただ今、作者・大竹英洋さんの写真展を開催中です!(~2/28まで店内ホールにて)
・ノースウッズ 生命を与える大地
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