ナルニア国では今までに何度も紹介してきた、写真絵本『さがしています』(童心社/1365円)の、文章を書かれたアーサー・ビナードさんのサイン入り書籍が入荷しました。間違いなく2012年出版のベストに入ると思われる本書からは、たった一発の原子爆弾によってそれまでの当たり前の日常が奪われた人々の苦しみと悲しみが痛いほど感じられます。もう二度と過ちは繰り返さないと誓ったはずなのに、戦後60年以上経って、また同じように日常を奪われて苦しむ人を出してしまった私たちは、これからいったいどうしていったらいいのか、立ち止まって考えるきっかけを与えてくれる本でもあります。アーサーさんのお話、いつか伺ってみたいです…。

※サイン本につき、お取り置きはいたしません。ご希望の方はお早めにお買い求めくださいませ(コレクトでのお送りも承っております)。