dekuneyousho
出久根育さんが挿絵をつけられて、チェコで出版されている作品が2点入荷しました。右側の大きな本は「命の水」というタイトルで、チェコのグリムと評されるカレル・ヤロミール・エルベンの昔話集です。日本では岩波書店から『金色の髪のお姫さま』という本が紹介されているので、読んだ方もいるかもしれませんが、東欧の昔話は我々に馴染みのある西欧の昔話とは全く違う雰囲気を持った作品が多く、そこに付けられた出久根さんの何とも言えない幻想的な挿絵が美しいものです。チェコ語が分からなくても、これは絵を見るだけでも価値があります!(3500円+税) そして、左側の本はかつてらくだ出版から刊行されていた『レニとよばれたわたし』(ズデニュカ・ベズデコバー作/2500円+税)の原書です。日本では絶版になってしまいましたが、図書館に行かれればまだ所蔵しているところもあるかもしれませんよ。興味のある方はぜひどうぞ。