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日本の昔話の採集と再話を代表する方といえば、もちろんこの方〈稲田和子さん〉です。ナルニア国でも『日本昔話百選』(三省堂)や『子どもに語る日本の昔話・全3巻』(こぐま社)などに関わられた方として、語り手から一般の読者にもよく知られていらっしゃいます。岩波少年文庫にも稲田和子さん編集の日本の昔話集がありますが、それが写真の『かもとりごんべえ』です。日本の昔話の中には結構怖いものも多いのですが、この選集はそれこそゆかいなものばかり。こういう肩の力をふっとぬけるような話は、疲れた体と心によく効きます(笑)。ちょっとしたばか話やまぬけな話を読んでいると、不思議に「人生なんとかなる」と思えるものですから、昔話は子どもたちだけではなく、ぜひ大人の方にも勧めたいと思うのです。そして今回はなんと、その稲田和子さんの直筆(まさしく筆字!)サイン入り!!力が倍増しそうな感じですね。サインが入っていても本の値段は変わりません、そう考えるとオトクではありませんか!ぜひこの機会に日本人の心『かもとりごんべえ ゆかいな昔話50選』(714円)をお求めくださいませ。

★こちらは〈岩波書店創業100周年記念企画5月のサイン本〉の中の1点です。