先日、こぐま社から出版された絵本『もしものくに』のご紹介をして「新しい本がこれからも出ます」とお知らせしましたが、早速2点入ってきました。『へんてこひろば おもしろことばであそぼう！』と『くまごろうとちゅうたのあそびえほん』（いずれも童心社・刊）です。こちらもこぐま社の本と同じく、新しく出すためにちょっとした加工がなされています。
『へんてこひろば』は、「馬場のぼるさんが描いた大きな掛け図用原画（制作年代不明）をもとに構成し、こがようこさんが書き下ろした言葉とともに絵本にしたもの」だそうです。馬場さんの描いた賑やかな幼稚園（かな？）の絵から、子どもたちのこんな言葉を想像（＝創造）したこがさんはすごいなぁ！ そういえば友だちの間だけで通じる「ヘンテコことば」って、小さい頃よく使った気がします。皆さんも一緒におもしろことばで遊んでみてください。
『くまごろうとちゅうたのあそびえほん いっしょにやってみよう！』は、「1963年5月に刊行された『かんがえるのだいすき！』（早川元二 構成・指導・文／童心社）の絵の一部をもとに構成し、新たな言葉とともに絵本にしたもの」だそうです。さらに、「以前は2色刷りだったものを、著作権者の了解を得てデザイナーの谷口宏樹さんの力をお借りして、カラーにしました」とのこと。絵本の絵を見て考えさせるという意味では知育絵本の走りだったのかしらと思いますが、教育的というほどではなく、馬場さんのゆる～い絵がいい感じです。この本は『11ぴきのねこ』が出版される前の絵ですが、すでにそれらしきねこも登場していて、馬場さんファンには見逃せないかも⁉
25日から練馬区立美術館ではじまる“まるごと馬場のぼる展”が、ますます楽しみになってきました。皆さんもまだこれから出る馬場さんの新刊にご注目ください！
『へんてこひろば おもしろことばであそぼう！』『くまごろうとちゅうたのあそびえほん』
いずれも こがようこ 構成・ことば／馬場のぼる 絵／童心社／1430円（税込）
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