東京子ども図書館の季刊誌「こどもとしょかん」の133号が入荷しています。今号の特集は、吉田右子さんによる北欧三国の公共図書館事情の報告です。さすが図書館先進国、事情は日本とはだいぶ違いますが、「国民に平等に教育の機会を与えることが、国を富ますこと」という理念が、図書館行政にも生かされているのではないかと読んで思いました。それに比べてわが国は…とも思いますが、それゆえに発展してきた文庫やボランティアなどの、外国にはない本とのかかわりをもつ人たちの力が大きいのも事実です。良い面に光を当てながら、もっと良い方向へ向かっていけるように力を使うのが私たちの仕事でもあるのだなと、改めて思いました。

「こどもとしょかん」の巻末リストに掲載された本は、ナルニア国の一番奥の棚に在庫しています。どうぞお手にとってご覧ください。