度々品切れのお知らせを流すことになるのは本当に残念でなりませんが、でも「知らないうちに無くなっていた!」ということにならないうちに情報をもらえることはありがたいと思わなければなりません……。
今回岩波書店から「在庫僅少、品切れ間近」のお知らせが来たのはこちらの3点です。
・『ジョニーのかたやきパン』→品切れ・重版未定
・岩波少年文庫『波紋』→在庫僅少
・『やねの上のカールソン とびまわる』→在庫僅少
『ジョニーのかたやきパン』は、今は子どもの本の翻訳者として大活躍の小宮由さんの記念すべき初めての翻訳絵本だったのですが、なんと品切れに! 岩波書店のホームページではもう買えないことになっていますので、ご希望の方はナルニア国までご連絡ください。限定5冊のみ!
『やねの上のカールソン』は先日3巻目(『やねの上のカールソン だいかつやく』)が品切れになってしまったお知らせをしたばかりなのに、今度は2巻目の『やねの上のカールソン とびまわる』が在庫僅少になったそうです。岩波さん、ヒドイ!!(涙) このままだと1巻目がなくなるのも近いのではと不吉な想像をしてしまいます。こちらは店頭在庫は5冊、出版社にはもう少しあるようですが、いずれにしてもそう長くはもたないでしょう……。ちょうどよく太っている大好きなカールソンおじさんにもう会えなくなるなんて寂し過ぎます。
岩波少年文庫の『波紋』は、地味な作品ですがナルニア国にとっては忘れられない思い出がある1冊です。2000年に岩波少年文庫の創刊50年で新版(今刊行中の版です)が刊行された折に、翻訳者の上田真而子さんにお越しいただき講演会を行ったのですが、その時の先生の心に響くお話が大反響で用意した本が足りなくなり、当日購入できなかった方が別な本屋まで走っていって買ったという話を聞いたくらいでした。読書がもたらす心の動きは人それぞれですが、静かな感動の波がひたひたと押し寄せてくる、そんな稀有な体験ができる作品であることは間違いありません。この少年文庫がなくなったら二度と読めないかもしれない隠れた名作を、この機会に一人でも多くの方にご紹介できればと思います。
『ジョニーのかたやきパン』ルース・ソーヤー文/ロバート・マックロスキー絵/小宮由 訳/岩波書店 1760円(税込)
『やねの上のカールソン とびまわる』リンドグレーン作/大塚勇三 訳/岩波書店 2310円(税込)
『波紋』ルイーゼ・リンザー作/上田真而子 訳/岩波少年文庫 792円(税込)
✧『ガンバとカワウソの冒険』(箱入りハードカバー版)、『凍てつく海のむこうに』はいずれも1冊ずつです。
その他、福音館書店の品切れ本もいよいよ在庫がなくなってきました。『まのいいりょうし』『ゆきのひのホネホネさん』『まだかんがえるカエルくん』『かわいいゴキブリの女の子メイベルとゆめのケーキ』など、お買い逃がしがある方も今のうちです!(いずれも2冊~4冊程度)
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