昨年秋ごろから毎月1点ずつ復刊を続けている岩波少年文庫。今月は2冊が復刊されました。
1点はアリソン・アトリーの短編集『氷の花たば』、もう1点がイタロ・カルヴィーノの『マルコヴァルドさんの四季』です。
イギリスとイタリアいう国の違いはあれど、独特の雰囲気を持つ両短編集は大人にこそ面白さがわかるというもの。子どもの本と軽んじることなくこの復刊を機に、まだ手に取ったことのない方はご一読くださいませ。日々のもやもやを忘れさせてくれるようないい読書ができた~と、きっと感じていただけますよ。
一生涯、岩波少年文庫を愛し続けた中川李枝子さんは「少年文庫は卒業しないで、一生読むのよ」とおっしゃっていたそうです。その言葉通り、この2冊は美しくユーモアに満ち、子どもばかりでなく大人にも生きる力を与えてくれる作品なのです。
★実は、『マルコヴァルドさんの四季』は店頭在庫が残っていたので品切れになっていることを知りませんでした(笑) しかし、新定価を見てびっくり。なんと500円以上値上がりしている……! 旧定価本(748円:税込)は店頭1冊限りですので、もしご希望の方がいらっしゃいましたら、お早めにご連絡&ご来店くださいませ。
1月の復刊
『氷の花たば』アリソン・アトリー作/石井桃子・中川李枝子 訳/岩波少年文庫 935円(税込)
『マルコヴァルドさんの四季』イタロ・カルヴィーノ作/関口英子 訳/岩波少年文庫 1276円(税込)
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