くいしんぼうのクララ

ベスト 👍 『やまの動物病院③ くいしんぼうのクララ』
なかがわちひろ 作・絵
徳間書店 刊
2024年11月30日 発行
1870円(税込)
62ページ
対象:小学校低学年から

ねこのお医者さん、とらまるがまたまた大活躍!

早くもシリーズ3冊目です!
また、とらまるの活躍が読めるとは嬉しい~。

さて、まちの動物病院でくらすねこのとらまるは、夜になると山の動物たちのためのお医者さんとして病気やけがを治していました。先生が風邪をひいて早く寝てしまった、ある晩のこと。
先生の患者である農場のやぎのメリーとうしのクララが「急患」でやってきました!
とらまるが診察することになったのですが…。

動物たちの表情が実に豊かに描かれており、特徴もよく捉えています。ねこのとらまるの様子も先生といるときは、実に「ねこらしく」て思わず笑みがこぼれます。お医者さんとしているときは、人間くさいかんじ。
1巻目から読んでなくて、すっとこの世界に入れる親しみやすさがあります。

とにかく、とらまるが愛らしくて、こんなねこなら家にいてもいいかも、とどちらかといえば犬派のわたしも思ってしまいます(笑)。生きものが好きな子には特におすすめしたい!
学校図書館には絶対、必備! まだ入れてない図書館は前向きに検討ください~。 (す)

*前作のレビューはこちら→

『やまの動物病院』『とらまる、山へいく』

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