ベスト👍絵本
『ぼりすとこお』
ディック・ブルーナ ぶん/え
まつおかきょうこ/なかのゆりこ
福音館書店 刊
2022年5月15日 発行
定価880円(税込)
28ページ
対象:幼児
ゆっくりのご紹介となったのは、子どもの反応をみていたからです。
森を散歩していた“くまのぼりす”は、コアラの旅人“こお”に出会います。
こおをわが家に招いたぼりすは家を暖かくして得意料理でもてなします。
楽しい時間を過ごし、朝までぐっすり眠ったこおは、翌朝に旅立っていきました。
3歳のSくんは毎朝、保育園に行かないと泣いていた。
日曜日の晩に湯船のなかで父親が保育園が嫌なのかとたずねると
「保育園は楽しい。でも、(母または父親と)バイバイの時にわかんなくなっちゃう」
と、答えたという。
その後に、どんなに楽しいことがあるのを知っていても、今この時に嫌なものは嫌。
幼い子は、今この時を生きている。
ぼりすとこおは出会ってすぐに友だちになる。友だちには家に来て欲しいし、食事もいっしょにしたい。そして、さよなら。
特にこれといったエピソードがなくても、これが子どもの気持ちにはぴったりくる。
Sくんはぼりすの絵本を「ぼりすー」と抱え、親に繰り返し読ませているそうだ。 (や)
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