クリーンヒット ⚾ ノンフィクション
『たぶん、なんとかなるでしょう。 続』
堀川真 著
福音館書店 刊
2024年3月15日 発行
990円(税込)
144ページ
対象:大人

絵本作家が描くクスっと笑える育児エッセイマンガ の続編!

福音館書店の月刊誌「母の友」に連載されていたものに、描きおろしも加えてまとめた1冊。連載当時(2022年3月号まで)、「母の友」を手にするとまず、この「たぶん、なんとかなるでしょう」を読んでいました。大好きだったので、連載が終わったときは大変残念に思ったものです。それが、このような形で再び読めるとは!
北海道在住の作者が日々の子どものいる暮らしを描いたエッセイマンガ。父親目線が“いい加減”です。
先に刊行された『たぶん、なんとかなるでしょう。』からずっと読んでいたので、作者のふたりの男の子、ブンちゃんとダイちゃんはもはや親戚の子みたいな感覚です。子どもがいたらこんなことあるよね、っていう出来事をセキララに描いています。どのエピソードも深刻にならず、おおらかな心地で対応している様子が読者としては、とてもおもしろい! 実際は描かれている以上に大変なことも多々あるでしょうけど。

元気いっぱいの子どもたちと、その言動に振り回される大人。それでも、ドタバタした日常のなかにある小さな幸せを感じます。読み終えたときにはタイトルの通り「たぶん、なんとかなるでしょう。」と思えるはず。

作者は子どもの姿をよく見ているな、と思います。描写がリアルです。また「妻」の美和さんがすてきです。本書には「妻」と作者のインタビューもあって、特別感が満載です!
現在進行形で子育てをしている人には元気と勇気を、子育てを終えた人にはきっと懐かしさを感じる1冊ではないかと思います。
保育士を目指すような若い人にも幻想ではない(笑)子どもを知るための一助になり得るかも。ともかく、とにかく単純におもしろいのでーー電車のなかで読むのは危険です!ーー手にしてみてほしいです。 (す)

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