クリーンヒット⚾ ノンフィクション
『漢字が日本語になるまで ~ 音読み・訓読みはなぜ生まれたのか?』
円満字二郎 著
筑摩書房 刊(ちくまQブックス)
2022年7月15日 発行
定価1210円(税込)
127ページ
対象:中学生から

ことばの奥深さにせまるタイムトラベルに出かけよう!

中国から日本に伝わった漢字。もともとは中国語として生まれた文字を、日本語として使いこなすには不便がともないました。昔の日本人はどう工夫して使いこなしてきたのか? 本書では、漢字のかかえる大変なことを何点か取り上げ、なぜそのようなことが生じたのかを考えます。問いを掘り下げることで、日本語にとって漢字とは何かが見えてきます。
①音読みと訓読み、②同じ訓読みをする漢字、③名前の漢字、④同音異義語、⑤二字熟語、の大きなテーマに沿って順を追って考えます。そこには漢字と日本語の歴史が浮かんでくるのです。

難しいと感じるかもしれませんが、身近な具体的な話題から出発しているので、構えずに読み進められるでしょう。たとえば「魔法の剣」って何て読む? とか「緑の牧場」は?…って具合です。漢字のもつ奥深さ、そしておもしろさを感じる1冊です。漢字について知るためのまずは第一歩! にぴったり。巻末にはさらに知りたい人のための読書案内も載っています。 (す)

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