2023年に刊行された『ナイチンゲールが歌ってる』の姉妹編『木曜生まれの子どもたち(上・下)』がようやく出版されました\(^o^)/ 2024年9月刊行と予告されていたのが12月に延び、さらに年を超えて1月になってしまったので、待ちきれずに「いつ出るの~!」と思っていらした方も多かったのではないでしょうか。ルーマー・ゴッデンの隠れた名作の本書は、偕成社版『バレエダンサー』が品切れになってから何度も問い合わせを受けていましたし、「あの本があったら紹介したいのに……」と思うことが度々でしたから、このように新しくよみがえったことは本当に嬉しいことです(って、『ナイチンゲールが歌ってる』の時にも書いた気がする・笑)。
少年文庫ファンはもちろん、ゴッデン作品のファンも、そしてバレエ好きな人たちにも、いろいろな方にお勧めしたい物語です。すでに一部のバレエファンの間では話題に上っているとも聞いていますので、上下巻という長さにめげることなく手に取ってくださる方が多いと嬉しいなぁと思っています。昔読んだことがある人も、新しい脇明子さんの翻訳でもう一度出会い直してくださいませ。「最後の最後まで波乱万丈の」と脇さんも書いておられる通り、読みだしたらもう途中ではやめられません! ぜひ主人公たちのバレエに対する情熱を感じつつ、「信じる道をゆくことの苦難と喜びを描く名作」を心ゆくまで味わってください。
『木曜生まれの子どもたち』ルーマー・ゴッデン作/脇明子 訳/岩波少年文庫 上巻:968円/下巻:913円(税込)
★ご注文、お問い合わせはお電話、Fax、メールにて承ります★
売場直通電話 03-3563-0730
Fax 03-3561-7350
メールでのお問い合わせは下記のフォームからどうぞ。