1月に新刊エッセイ集『わだかまってばかり日記』を刊行された岩瀬成子さんをお招きした講演会を3月15日(土)の午前中に開催します。
岩瀬さんは1977年のデビュー以来、ままならない日常を生きる子どもの心の内を描き続けてきました。作品は数々の賞を受賞し、2022年と2024年にはJBBY(日本国際児童図書評議会)から「国際アンデルセン賞」作家賞に推薦されています。ジェットコースターに乗ったように始めから終わりまで事件に振り回されるような作品が多いなかで、岩瀬さんの書く物語は常に子どもが感じる違和感や言葉にならない気持ちを丁寧に掬い取っており、登場人物への共感は読者の心に自分と他人への理解を深めていくことにつながるだろうと想像されます。そんな岩瀬さんが子どもの頃の記憶と、読んできた本について書かれたのか『わだかまってばかり日記』です。作家・岩瀬成子の核心はこの「子どもであること」の理不尽さやどうにもならなさ(だだし、それは不幸ばかりではない)を忘れずに持ち続けていることににあり、作品を読み解くヒントがこの本にはありそうです。
どのような思いで創作を続けてこられたのか、ぜひ今度の講演会ではお話を伺いたいと思っています! 皆さま、どうぞご期待ください。※詳細は決まり次第ホームページと店頭チラシでお知らせいたします。
『わだかまってばかり日記―本と共に―』岩瀬成子 著/理論社 2200円(税込)
→こちらもおススメ! 『まだら模様の日々』岩瀬成子 著/かもがわ出版 1980円(税込)
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