2025年3月号をもって休刊が決まった福音館書店の月刊誌「母の友」。休刊を惜しむ声や継続を望む声がナルニア国にも数多く寄せられています。福音館書店の児童書出版社としての歴史と同じだけの時間、子どもと本に関わる大人の応援に携わってきた重要な雑誌の休刊には何とも言えない寂しさを感じている方が多いのではないでしょうか。休刊が発表されて以降の特集号は、以前にも増してお買い上げくださる方が増えています。
「母の友 2025年1月号」(12月発売)の特集は“「母の友」と子どもの本の72年”です。「母の友」から生まれた名作は『ぐりとぐら』や『魔女の宅急便』ほか多数ありますが、そもそもなぜこの大人が読む雑誌に子どもに向けたお話が掲載されることになったのか? 初代編集長の松居直さんの考えを振り返りながら、これからの子どもの本についても考える特集となっています。角野栄子さん、田島征三さん、富安陽子さん、西村繁男さん等が語る子どもの本に対する思いと創作への真摯な姿勢は、大切な言葉として胸に刻まれました。72年の歴史の中で「母の友」に関わられた錚々たる方々(瀬田貞二さん、渡辺茂男さん、赤羽末吉さん、堀内誠一さん、石井桃子さん、松岡享子さんなど!!)の言葉には、短いながらも格別の重みがあります。どのページも宝のような1冊です✨ 今後は手に入れることが難しくなることが予想される「母の友」ーーこれから最終巻までの号は編集部が総力を挙げて作ってこられると思いますので、どれも永久保存版ですよ!
「母の友 2025年1月号」福音館書店 700円(税込)
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