ベスト 👍 フィクション
『子ねずみウォルターはのんびりや』
マージョリー・フラック 作絵
おびかゆうこ 訳
徳間書店 刊
2025年1月31日 発行
1760円(税込)
160ページ
対象:小学校低学年から

たいへん! ひっこしでおいてきぼり!~ひとりでがんばる子ねずみを描いた、ほのぼのとした物語

子ねずみのウォルターは、おとうさんとおかあさん、にいさん、ねえさんと一緒に暮らしていました。ウォルターは何をするのも、ゆっくり、のんびりでした。朝起きると、家族はみんな仕事や学校に行っているし、学校から帰ってくると家族は晩ごはんを済ませて寝ている始末…。
そんなある日、ウォルターが学校から帰ってくると、家の中は空っぽでした! なんと引っ越しに置いていかれてしまったのでした。ウォルターはひとり、家族を探しに森へ迷いこみますが…。

いきなり家族と離れ離れになってしまって、どうなることかとハラハラドキドキの冒険が始まります。挿絵もたっぷりあって、子どもはあっという間にウォルターと同化するに違いありません。お話を聞くことに慣れている子なら、読んでもらえれば未就学児でも楽しめるのでは、と思います。

『アンガスとあひる』(福音館書店)や『おかあさんだいすき』(岩波書店)などの絵本でも知られる作者による他社から刊行されていたものの新訳復刊。安心して親子で楽しめるお話です。 (す)

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