みなさん、こんにちは!いよいよ“絵本は子どもたちへの伝言~島多代の本棚から”も、残すところ後5日になりました。今日は、この展覧会でよく売れている本をご紹介します。
なんといっても、一番の売れ筋はもちろんこの限定制作パンフレット(1部1000円)です。やっぱり展覧会を見たら買わなくちゃという気持ちになるみたい。見たことを後から思い出したり、その時は気づかなかったことがずっと後になって分かったりするためには、文字資料は大事だよね。ボクもまだまだ勉強してまーす。
これは、島多代さんが翻訳されたエリナ-・ファージョン文の絵本『ちいさなもののいのり』(新教出版社/1200円+税)。英語の文章と日本語が対訳で載ってます。島さんのゴホンがこれしかない(買いやすい本がね)ということもあるし、エリザベス・オートン・ジョーンズの絵が可愛らしいこともあって、ビックリするほどよく売れてます!
これはウォルター・クレインの『長ぐつをはいたねこ』(童話館出版/1400円+税)。とってもクラシックな絵柄なので、みなさんが気に入ってくれるかな~と思っていたけれど、有名な作品だということもあるし、今見ても全然古くさくない絵だからか、意外なほど買ってくれるお客さんが多くてビックリしました。絵本は可愛くなくちゃダメと思っている人に、「こんな本だって売れるんだよ!」と言いたいな。
これは9階に原画が出ているからかもしれないけど、結構高い本なのによく売れてる、ピーターシャム夫妻の『けしつぶクッキー』(童話館出版/2100円+税)。でも高いだけのことはあって、見返しの絵もページの印刷もきれいで、思わずほしくなっちゃうな。渡辺茂男さんも「幼年童話の傑作」と言ってるし、まだちゃんと見てない人はぜひ読んでみてくださーい。
この本は前にもご紹介しました、ビリービン絵の『ロシアのむかし話・2』(偕成社/800円+税)!出版社さんがとってもがんばって本を探してくれたので、もう少し在庫があります。でも会期末までもつかなぁ…。なくなりそうなのはドレの『アリとキリギリス』(宝島社/1524円+税)。ワイスガードの『きこえる きこえる』(小峰書店/1300円+税)は、もう一度入るけれど、週末には消えちゃうかもね。
お買い物が十分にできたら、ナルニアホールも忘れずにのぞいてね。東京子ども図書館の“絵本の歴史カレンダー展”も、なかなか好評です。「このカレンダー売ってないの?」と聞かれるのが辛いけど(くすん)。絵本の歴史カレンダー、2015年はウィリアム・ニコルソンが取り上げられるそうです。ナルニア国でも年末には販売するので、興味のある方はお問い合わせくださーい。
そして、アンケートにもどうぞご協力ください!皆さんのご感想は、島さんにもきっとお伝えするからね~。