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絵本から物語の本へ―「自分で読みたい!」と子どもたちが言ってきたときに、どんな本を手渡したらいいでしょうか。読むことが苦痛ではなく、楽しみになるような本を上手に紹介できたら、きっとその後の読書(黙読)の世界も、大きく広がっていくことになりますよね!ここでご紹介している本は、小学校入学前の子どもには大人が読み聞かせをするとよいもの、1-2年生で自分で読みたい子には、少しずつオススメしていきたい本です。
『こねずみとえんぴつ』や『けしつぶクッキー』は、カラフルな絵もいっぱいで短いお話がいくつもはいっています。絵本と物語の本の中間のような作品です。自分で読みたいけれど、長い話は無理な年齢には「めいたんていネート」のシリーズがオススメ。字は大きく一見するとかなり簡単そうですが、読んでみると意外にしっかりしたミステリーとしての読みごたえもあります。そして文字を読むことが苦でない子には『ミリー・モリー・マンデーのおはなし』や『こねこのレイコは一年生』などの短編集をご紹介します。いっぺんに読み通さなくてもいい本ですが、1話ずつ読んで読み切れれば、かなりの自信になるはず。さぁ、楽しい幼年童話の世界へいらっしゃい!

『こねずみとえんぴつ』
ステーエフ作・絵/松谷さやか訳/福音館書店 1800円+税
『けしつぶクッキー』
マージェリー・クラーク作/モウド&ミスカ・ミーターシャム絵/童話館出版 2100円+税
「ぼくはめいたんてい」シリーズ
マージョリー・M・シャーマット作/マーク・シーモント絵/大日本図書 1200円+税
『ミリー・モリー・マンデーのおはなし』
ジョイス・L・ブリスリー作/上條由美子訳/菊池恭子絵/福音館書店 1400円+税
『こねこのレイコは一年生』
ねぎしたかこ作/にしかわおさむ絵/のら書店 1200円+税

★オススメ、新刊の幼年童話!★
『ミリー・モリー・マンデーとともだち』→ミリー・モリー・マンデー23年ぶりの新刊!
福音館書店/1400円+税
『げんきなぬいぐるみ人形ガルドラ』
モドウィナ・セジウィック作/たがきょうこ訳/大社玲子絵 福音館書店/1300円+税