人に思いを伝えるためには、言葉を丁寧に正確に使わなくてはなりません。思いを伝える言葉を豊かに持つことは、自分を解放することにもつながります。本を読むことは知らない言葉にたくさん出会うことであり、実は心の中で大冒険をしているのと同じなのです。
子どもたちが言葉の力を楽しく身につけるのにぴったりな本を集めてご紹介しています。なぞなぞあり、ことばあそびあり、回文あり、長編詩あり……。本のページを開くことそのものが楽しくて言葉で遊んでみたくなりますし、覚えた言葉は使ってみたくなる! なぞなぞは一人でするよりも誰かに出して考えさせる方が楽しかったり(笑)と、言葉の世界は本当に豊かです。子どもたちはもちろん、大人も一緒に楽しんでほしいと思います。

『ことばのこばこ』和田誠 著/瑞雲舎 1748円+税
『ことわざあそび』瀬川康男 著/グランまま社 1748円+税
『まさかさかさま 動物回文集』石津ちひろ 文/長新太 絵/河出書房新社 1000円+税
5月刊『えほん なぞなぞうた』谷川俊太郎 文/あべ弘士 絵/童話屋 1800円+税
『世界のなぞかけ昔話① どうしてかわかる?』ジョージ・シャノン文/ピーター・シス絵/福本友美子訳/晶文社 1500円+税