2018年7月号の『絵で読む子どもと祭り』で、シリーズ400号を迎えた月刊誌「たくさんのふしぎ」。その記念すべき400号の原画がナルニアホールに飾られています。西村繁男さんといえば『おふろやさん』や『やこうれっしゃ』、『ぼくらの地図旅行』『絵で読む日本の歴史』『絵で読む広島の原爆』など緻密でユーモアのある観察絵本を数多く生み出してこられた画家です。この『絵で読む子どもと祭り』もこれまでの作品と同様、たくさんの人物が生き生きと描かれていて祭りの様子が臨場感たっぷりに読み手に迫ってきます。
伝統的なお祭りというと都会では廃れていると勝手に思っていましたが、こんな近くにもあったのですね! 写真は神奈川県川崎市で行われている“さくらもとプンムルノリ”の様子。1990年から桜本の商店街のお祭りで披露されるようになったそうです。プンムルノリは韓国・朝鮮の伝統的な踊りですが、お祭りに参加するのは日本・朝鮮半島・中国・東南アジア・南米などにルーツを持つ子どもたちだそうで、とても国際色豊かなお祭りだということがわかりました。11月第3日曜日に行われるとのこと。興味のある方はぜひ今年行ってみましょう!
2018年7月号の「母の友」の特集は“大人も子どもも祭りのススメ”で、中には西村繁男さんの「祭りは生きもの」というインタビューも掲載されています。ここでも桜本のお祭りについてお話しているので、こちらもぜひご覧ください。
★9月20日(木)に行われる西村繁男さんのトークも参加者募集中です!
「たくさんのふしぎ 2018年7月号 絵で読む子どもと祭り」西村繁男作 667円+税
「母の友 2018年7月号」505円+税
★限定復刊『10才のとき』高橋幸子・聞き手/西村繁男・絵/大木茂・写真/1300円+税