今年は本当に雪が多いですね。北陸や東北、北海道の方は早くから雪害で大変なご苦労をなさっていることと思います。冬型の気圧配置強いと、関東地方は寒いけれど快晴――狭い日本ですが、同じ冬とはいえこんなにも気候が違うことに驚きます。
絵本の中には、雪の楽しさを描いたものがたくさんありますので、ココではそんな本をご紹介しています。『はたらきもののじょせつしゃ けいてぃー』は、大雪に降り込められた“じぇおぽりす”の町を、頼りになるけいてぃーが「よしきた!」とばかりに勇ましく除雪をしていく姿がとても素敵!そして、12月の新刊、科学の写真絵本『しもばしら』は、すぐ足元にある(でもあまり気にしたことのない)しもばしらの不思議を描いた、珍しい絵本です。寒い冬も楽しい本で元気に乗り切りましょう~。
『はたらきもののじょせつしゃ けいてぃー』
バージニア・リー・バートン 作/石井桃子・訳/福音館書店/1200円+税
『しもばしら』
細島雅代・写真/伊地知英信・文/岩崎書店/1500円+税