これが最後の9階レポート。15日の展示替えで入れ替えた部分は、今回で全部紹介し終わります。
これはこの前紹介したガラスケースの中に入っていたもので、一つだけ忘れちゃったのです。ゴメンナサイ!
レコードのジャケットなんだけで、詩人が自分の詩を朗読するシリーズの1つでフィリップ・ラーキンという人の朗読レコード。一瞬「これってアーディゾーニの絵なの?」と思ったけれど、ふくよかな女性たちはよく見るとやっぱりアーディゾーニの絵でした(笑)。こういう人たち、『友へのスケッチ』の中にたくさんいたな~。
ここもガラスケースと同じく、アーディゾーニの様々な仕事を紹介するコーナーで、画廊やパンフレット、美術展のポスターや新聞記事など、ありとあらゆるイラストの仕事が紹介されています。こういう長く保存されるのが難しい資料まで集めてしまった佐藤さんのコレクター魂に圧倒されます…。本はまたどこかでお目にかかる機会があるかもしれないけれど、こういう資料は本当に今しか見られないよね!ぜひぜひ7月13日までの展示会にお運びくださーい!
チムの戦前に出た最初のシリーズ(大判の石版リトグラフ)の全場面展示も変わりました。“Lucy Brown and Mr.Grimes”です。これはここだけしか見られないものなので、絶対に見逃さないでね!
さいごの1枚はこちら→
イギリスのボドリーヘッドという出版社のカタログの表紙です。出版社というか本屋さんの店頭みたいなイラスト。教文館のパンフレットもこんな素敵な絵だったら、みんな入ってみたくなるんじゃないかなぁ…。
というわけで、変わったところも変わっていないところも合わせて、アーディゾーニの世界を堪能してください!会期は7月13日まで。残り後20日間ほどです!!(by くろみみくん)