けんぽう展会場の奥の方には、いろいろな人たちのメッセージが掲示されています。憲法学者の佐藤功さん(故人)、絵本作家のかこさとしさん、児童文学者の松居直さん。どの人の言葉も胸に響きます。
これは『おしいれのぼうけん』や『宿題ひきうけ株式会社』の作者・古田足日さんの言葉「よい文学は子どもに居場所を与え、子どもの心に世界を創造する。」―ご自身が軍国少年だった古田さんだからこそ、国の向かう方向とその教育について本当に危惧されていたんだとわかります。今のこの状況をご覧になったら、何と言われるだろう…。
時々、パネルの間に詩が飾られています。「戦争が廊下の奥に立ってゐた」という渡辺白泉の句にギョッ!!人知れず、いつの間にか戦争が私たちの近くに立っていたりしないように、ちゃんと世の中を見ていなくちゃ。
ここは亀山のの子さん『9 憲法第9条』(南方新社)の写真が飾られたコーナーです。赤ちゃんも、子どもも、大人もみんな素敵な笑顔を見せています。これも平和だからこその笑顔だと思う。
と思って振り向いたら、茨木のり子さんの詩にまたギョッ!でもその通り、自分の感受性を守るためにはよく考えて行動できなくちゃいけないんだ。
だから、いつかくる(すぐかもしれない)憲法改正国民投票の日のために、憲法(現行憲法と自民党改憲草案の両方)を知ることと、もう一つ国民投票の仕組みも知っておこう。知らないと結構コワイことになるんだって~。 →その⑤へ続く。