けんぽう展の会場はこんな感じです。憲法が条文ごとにパネルになっていて、上から「正文→やさしい日本語訳文→英文→自民党改憲草案」の順番で読めるようになっています。


パネルの下や横には色の吹き出しがあります。ちょっと難しい憲法の内容について、コメントがちょいちょい入っている感じ。これでポイントがよくわかるね!


例えば、憲法と法律の違いを紹介したところでは「国民から国に向かう矢印が“憲法”」「国から国民に向かう矢印が“法律”」と紹介して、「矢印の向きがすごく大事なんだね。」と吹き出しでプラス解説。うんうん、そうそう、なるほどー!のコメントが100個以上あるんです。


ガラスケースの中には憲法制定当時の貴重な資料も飾られています。戦争が終わって平和で自由な世の中が来た、それを私たちに保障してくれるのが新しい憲法だ!とみんなが喜んでいる様子がわかります。新しい憲法はこんな風に多くの人に歓迎されたんだ~。


そしてこれが、1947年に文部省が発行した冊子『あたらしい憲法のはなし』のホンモノです!ボクは“戦争の放棄”を説明した「みなさんは、けっして心ぼそく思うことはありません。日本は正しいことを、ほかの国より先に行ったのです。世の中に、正しいことぐらい強いものはありません。」という文章の、すがすがしい力強さが大好き!現実にはこうはなっていないけれど、そこを目指そうという“理想”は捨てちゃいけないよね。 → その③へ続く