2月9日に開催される朗読会『父さんの手紙はぜんぶおぼえた』の翻訳者・母袋夏生さんから、ホロコーストに関するドキュメントの本をいくつかご紹介いただきました。『父さん…』は、第二次世界大戦中にオランダの農村で匿われたユダヤ人の少女リーネケに、父親が送った手紙を元に作られた記録文学です。ホロコーストのドキュメントとして最も有名なのは『アンネの日記』ですが、その他にもドイツのショル兄妹の『白バラは散らず』や、フランスの『エレーヌ・ベールの日記』、ヴィクトール・フランクルの『夜と霧』など、ちょっと大変だけれどいつかは読まなければいけない本がそろっています。寒いと外出もためらってしまうところですが、そんな時期だからこそ腰を据えて、このような本にとりかかるのもいいかもしれません。
もちろん、この他に母袋さんのご著書もそろえています。