先日ご紹介した岩波書店の春の復刊に加えて、ゴールデンウィークの真最中の5月2日に福音館書店60周年記念の復刊絵本が入荷してきました。今回の復刊数は11点。目新しいというよりは、順当な復刊といったところです。ナルニア国でイチオシなのは『ママ、ママ、おなかがいたいよ』と、『ひよこのかずはかぞえるな』の2冊。ドーレア夫妻の『ひよこのかずはかぞえるな』は、「取らぬ狸の皮算用」を地でいくようなおばさんの愉快なお話ですが、これを機会に今後は通常商品(=いつでも買えるもの)になるということなので、安心しておすすめできます。嬉しい~~~!そして、『よかったねネッドくん』の作者、レミー・シャーリップの不思議な影絵(切り絵?)絵本『ママ、ママ、おなかがいたいよ』は、小学校での読み聞かせにもぴったりで、品切れにしているのは本当に残念な作品です。ぜひこの機会に買っておかれることをおすすめします。
他に、スイスの画家、エルンスト・クライドルフの絵本2作(『くさはらのこびと』『ふゆのおはなし』)が、復刊になりましたが、これは6月19日から渋谷の東急文化村で開催される展覧会にあわせての復刊です。クライドルフも、夏に教文館で開催するフェリクス・ホフマンもスイスの画家!今年の夏はスイス尽くしで、両方の展覧会を回られるのも楽しいかもしれませんね。
クライドルフ展の情報は、こちらをご覧ください↓
http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/12_kreidolf.html