4月10日に出版された「かがくのとも」50周年記念出版の3作品をご紹介します。
雑誌「かがくのとも」の中から人気の作品が2点ハードカバーになりました。
1点は『イワシ むれでいきるさかな』です。海にはイワシを餌として狙う魚や鳥がいっぱいいます。そんな中で生き延びるために、イワシは巨大な群れになって暮らしているのです。厳しい生存競争を生き残るためのイワシの戦略が分かりやすくドラマチックに描かれています。
もう1点は『きょうりゅうのおおきさってどれくらい?』ーー図鑑に体長○○メートルとあっても、なかなかイメージするのは難しいけれど、この絵本では現代社会にもし恐竜が現れたら?という視点で、恐竜の大きさを描いていきます。トリケラトプスはジャングルジムと同じくらいの大きさ、ティラノサウルスは信号機と同じくらいの背の高さがあるそうです。確かにこれならよくわかる!
そして、極めつけのオススメは「かがくのとも」の50年間のあゆみや1冊の本ができる過程などがわかる大型ビジュアルブック『かがくのとものもと』! バートンの『せいめいのれきし』の監修者・真鍋真先生も帯で本書を推薦しています。ただいまこの本の目次(第1部)にそって、ミニフェアを展開中!こちらもぜひご覧ください。
→『かがくのとものもと』の中には、林明子さんが1990年度の1年間に折り込みふろく「どうぶつタイムス」に描いていた幻の1コマまんが「灰児くんのビクビクインタビュー」が全話収録されています。すごいおもしろい!
→第2部の“折り込みの言葉(加古里子、安野光雅、甲斐信枝、五味太郎、谷川俊太郎”は必読です。
『イワシ むれでいきるさかな』大片忠明 作/900円+税
『きょうりゅうのおおきさってどれくらい?』大島英太郎 作/900円+税
『かがくのとものもと 月刊科学絵本「かがくのとも」の50年』かがくのとも編集部 編/2500円+税