2019年のクリスマスは、ナルニアホールでアロイス・カリジェの作品をご紹介します。カリジェは1966年に第1回国際アンデルセン賞画家賞を受賞したスイスを代表する画家で、日本では岩波書店から絵本6点が翻訳出版されています。美しいスイスの自然を舞台にした絵本には喜びに満ちた子どもたちの暮らしがいきいきと描かれ、多くの読者を魅了してきました。
2018年に新規製版で原書の色が美しく再現されたカリジェの2作品『ウルスリのすず』と『大雪』を、心ゆくまでお楽しみください。
『ウルスリのすず』/『大雪』(いずれも岩波書店)
会期:2019年11月1日(金)~2020年1月5日(日)
<ここもポイント!>
☆カリジェが挿絵をつけたスイス・チューリッヒ州の小学校教科書なども展示いたします。
☆安野光雅さんが『旅の絵本Ⅸ スイス編』(福音館書店)の中にウルスリを描き込んでいらしたのはご存知ですか? 今回の展示ではこの絵本も併せて販売いたします。