2014年2月16日~2月22日入荷分
■ 今週のおすすめ ■
♪ 絵本 ♪ 6点
『さようなら、おばあちゃん』ほるぷ出版
『ミシンのうた』講談社
『モンゴルの白い馬』小峰書店
『ルルちゃんのゆびしゃぶり』ジャパンマシニスト社
『はしれさんてつ、きぼうをのせて。』WAVE出版
『せんそう 昭和20年3月10日東京大空襲のこと』東京書籍
♪ フィクション ♪ 13点
『おたまじゃくしのたまちゃん』佼成出版
『青い舌の怪獣をさがせ!』国土社
『メリサンド姫 むてきの算数!』小峰書店
『妖怪一家九十九さん ひそひそ森の妖怪』理論社
『平家物語(上)』小峰書店
『平家物語(下)』小峰書店
『ゾウがとおる村』さ・え・ら書房
『ごめん』福音館書店
『くもりときどき晴レル』理論社
『アイスプラネット』講談社
『ファイナル・ラップ』角川書店
『川の光2 タミーを救え!』中央公論新社
『ルーシー変奏曲』小学館
♪ ノンフィクション ♪ 15点
『てまえみそのうた』農山漁村文化協会
『富士山のふしぎ100』偕成社
『色をつかおう!』汐文社
『眠るちえ』偕成社
『ともに生きるちえ』偕成社
『親子で学ぶはじめての書道』NHK出版
『夏の夜のふしぎなできごと』農山漁村文化協会
『極北の大地に住む』ほるぷ出版
『もっと知りたい!本屋さんの秘密』ミネルヴァ書房
『食中毒』汐文社
『富士山大事典 「自然」「科学」「文化」から「防災」まで』くもん出版
『葉実木のかたちで調べる 樹木の名前大事典』くもん出版
『宇宙の生活大研究』PHP研究所
『『はだしのゲン』を読む』河出書房新社
『魂をゆさぶる歌に出会う アメリカ黒人文化のルーツへ』岩波書店
♪ 昔話・伝記・詩 ♪ 2点
『親子で学ぶはじめての俳句』NHK出版
『奇跡のランナー ウィルマ 歩けなかった金メダリスト』汐文社
■ 今週のおすすめ ■
♪♪ 絵本 ♪♪
=幼児以上=
『さようなら、おばあちゃん』 メラニー・ウォルシュ(文・絵)なかがわ
ちひろ(訳) ほるぷ出版 1600 円 14/02発行(海外秀作絵本)
→きょう、ママが泣いていた。おばあちゃんが死んじゃったって。死ぬっ
てどういうこと?
『ミシンのうた』 こみね ゆら(文・絵) 講談社 1400 円 14/02発行
(講談社の創作絵本)
→町の古い洋裁店。見習いの女の子は、雑用ばかり。ある時、こっそりミ
シンで洋服を作ったら、店の主人に怒られた。でも、お客さんが買って
くれた…。
=小学校低学年以上=
『モンゴルの白い馬』 王 敏(文)李 暁軍(絵) 小峰書店 1400 円
14/02発行(わくわく世界の絵本)
→羊飼いのスーホと白い馬の切々とした交流を描いたモンゴルの昔話。
90年刊の新装版。
『ルルちゃんのゆびしゃぶり』 ローランス・ジロー(文)リュシー・デュ
ルビアーノ(絵)はな(訳) ジャパンマシニスト社 1300 円
14/02発行
→親指をしゃぶりながら幼稚園に来たルル。ところが親指を怪我して包帯
をしたルウが指しゃぶりができないと大泣きして、ルルは指しゃぶりを
やめる決心をするが…。
=小学校中学年以上=
『はしれさんてつ、きぼうをのせて。』 国松 俊英(文)間瀬 なおたか
(絵) WAVE出版 1300 円 14/02発行
→3.11の大震災で大きな被害を受けた三陸鉄道。地震から5日目で再び列車
が走りだした「さんてつ」の復興を描いた絵本。
=小学校高学年以上=
『せんそう 昭和20年3月10日東京大空襲のこと』 塚本 千恵子(文)塚本
やすし(絵) 東京書籍 1200 円 14/03発行
→ちえこは6歳。1945年3月10日、ちえこの住んでいた東京下町は、B29の爆
撃に襲われた。お母さんと逃げるちえこだったが、服が炎で包まれ、覆い
かぶさったお母さんのお蔭で、命が守られるが…。実話を基にした絵本。
♪♪ フィクション ♪♪
=小学校低学年以上=
『おたまじゃくしのたまちゃん』 深山 さくら(文)山本 祐司(絵)
佼成出版 1200 円 14/02発行(おはなしみーつけた!シリーズ)
→おたまじゃくしのたまちゃんの友だちは、次々手が出て足が出てかえるに
なっていきます。でもたまちゃんだけは、いつまでもおたまじゃくしのま
ま…。
=小学校中学年以上=
『青い舌の怪獣をさがせ!』 ドリー・ヒルスタッド・バトラー(文)うしろ
だ なぎさ(絵)もりうち すみこ(訳) 国土社 1300 円 14/02発行
(名探偵犬バディ)
→名探偵犬バディは、セラピー犬として小学校に通うことになった。ところ
が図書館で子どもたちと本を読んでいると図書館の隅で青い舌の怪獣と遭
遇し…。
『メリサンド姫 むてきの算数!』 E・ネズビット(文)高桑 幸次(絵)
灰島 かり(訳) 小峰書店 1300 円 14/02発行
(おはなしメリーゴーラウンド)
→昔ある国に、可愛いお姫様が生まれました。メリサンド姫と名付けられた
姫に、悪い妖精がはげになれと呪いをかけてしまい…。
『妖怪一家九十九さん ひそひそ森の妖怪』 富安 陽子(文)山村 浩二
(絵) 理論社 1300 円 14/02発行
→ヌラリヒョンのパパが働く市役所に、住宅建設予定地から気味の悪い声が
聞こえてくると、調査以来が舞い込みました。
=小学校高学年以上=
『平家物語(上)』 小前 亮(文)広瀬 弦(絵) 小峰書店 1600 円
14/02発行
→莫大な富と武力によって頂点に登りつめた平清盛。一族の繁栄は続くか
に思われたが…。『平家物語』を読みやすく書き直ししたもの。
『平家物語(下)』 小前 亮(文)広瀬 弦(絵) 小峰書店 1600 円
14/02発行
→源頼朝を頭に、平家討伐の動きは激しくなる。そのさなか清盛が病死。
平家は都落ちし、西へと逃れ、やがて壇ノ浦の決戦を迎える。
『ゾウがとおる村』 ニコラ・デイビス(文)アナベル・ライト(絵)
もりうち すみこ(訳) さ・え・ら書房 1300 円 14/02発行
→ウィレンは、インドの森の村に住んでいます。その村は、ゾウがエサ
や水を求めて移動する通り道になっていました…。自然との共存を考
えさせられる、実際のできごとを元にしたお話。
『ごめん』 ひこ・田中(文) 福音館書店 1800 円 14/02発行
(福音館創作童話シリーズ)
→小学6年の男の子聖市に訪れた夢精と初恋。思春期に差しかかった男の
子の体と心の揺れをコミカルに描く。
初出:96年偕成社刊/西加奈子「『ごめん』によせて」は書下ろし。
『くもりときどき晴レル』 岩瀬 成子(文) 理論社 1400 円 14/02発行
→アスパラの本名は冬二。私の従兄弟。お母さんがいなくなったアスパラ
は私にとっては弟のような存在…。6人の子どもたちを描いた6つの短編
を収録。
=中学以上=
『アイスプラネット』 椎名 誠(文) 講談社 1200 円 14/02発行
→中2の悠太の家には、38歳のおじさん「ぐうちゃん」が居候している。世
界各地を旅してきたおじさんの話を聞くのはとてもおもしろい…。著者
の若いころの体験が生かされている。
『ファイナル・ラップ』 川島 誠(文) 角川書店 560 円 14/02発行
(角川文庫)
→解説:金原瑞人/10年刊の文庫化。
『川の光2 タミーを救え!』 松浦 寿輝(文) 中央公論新社 1900 円
14/02発行
→ゴールデンレトリバーのタミーが悪徳動物業者にさらわれてしまった。タ
ミーを救おうと、マクダフたち7匹が奪還に出かける…。
『ルーシー変奏曲』 サラ・ザール(文)西本 かおる(訳) 小学館
1500 円 14/02発行(SUPER!YA)
→幼い頃から音楽の英才教育を受け、天才ピアニストとしてスポットライト
を浴び続けてきたルーシー。だが、あるできごとをきっかけにピアノをや
めてしまう。
♪♪ ノンフィクション ♪♪
=小学校低学年以上=
『てまえみそのうた』 小倉 ヒラク(文) 農山漁村文化協会 1500 円
14/02発行
→振り付きで歌をうたいながら、みそ作りの仕方を自然に覚える歌絵本。
共著:コージーズ/DVDつき
=小学校中学年以上=
『富士山のふしぎ100』 富士学会監修(文) 偕成社 1800 円 14/03発行
→富士山は高層ビルに例えると何階建て?富士山は何回噴火したの?富士
山の自然、気象、文化、歴史、登山、観光に関する100の質問に答える。
『色をつかおう!』 たかやま ふゆこ(文) 汐文社 2300 円 14/02発行
(絵をかこう! デッサン・スケッチのコツ2)
→折り紙、色鉛筆、クレヨン、クレパスなどから色を選ぶく。筆、パレット、
筆洗で色を作る。絵を描くときの色使いの仕方を写真で具体的に伝える。
『眠るちえ』 成島 悦雄監修(文) 偕成社 2400 円 14/03発行
(動物のちえ4)
→命を守るために知恵を使って眠る動物たち。右脳と左脳を半分ずつ眠らせ
て泳ぎ眠るイルカなど、さまざまな動物たちの眠りの知恵を写真で紹介。
『ともに生きるちえ』 成島 悦雄監修(文) 偕成社 2400 円 14/03発行
(動物のちえ5)
→クロオオアリとアブラムシ、イソギンチャクに寄生するヤドカリやクマノ
ミ、イボイノシシとシママングースなど、知恵を使い共生する生き物たち
を写真と文章で紹介。
『親子で学ぶはじめての書道』 石飛 博光監修(文) NHK出版 1400 円
14/02発行
→基本の筆づかい、漢字やひらがなの作品の紹介など、キャラクターが道案
内しながら、筆で文字を書くことの楽しさを伝える。
『夏の夜のふしぎなできごと』 宮崎 学(文)宮崎 学(写真)
農山漁村文化協会 2400 円 14/02発行(動物たちのビックリ事件簿2)
→動物カメラマンである著者が、全国各地で出会った野生動物たちが引き起
こした「事件」を紹介。写真を通して、たくましい動物たちの姿を知るこ
とができる。
『極北の大地に住む』 関野 吉晴(文)関野 吉晴(写真)ほるぷ出版
1800 円 14/02発行(地球ものがたり)
→アラスカ、シベリアなど極北の地に住む人々の暮らしと自然を美しい写真と
ともに紹介。
=小学校高学年以上=
『もっと知りたい!本屋さんの秘密』 稲葉 茂勝(文) ミネルヴァ書房
2000 円 14/02発行(本屋さんのすべてがわかる本4)
→国際理解教育、キャリア教育、メディアリテラシーなど「学びの場」の切り
口で、本屋さんを紹介。全国のユニークな本屋さんも写真で紹介する。
『食中毒』 伊藤 武監修(文) 汐文社 3500 円 14/02発行
→食中毒を引き起こす細菌の種類、感染型、毒素型、ウイルス、原虫、寄生虫、
化学物質など中毒の種類をイラストで分かりやすく解説し、予防の仕方も伝
える。
『富士山大事典 「自然」「科学」「文化」から「防災」まで』 富士学会監修
(文) くもん出版 5000 円 14/02発行
→富士山にまつわる様々な数字、富士山で見られる動物、富士山にかかる雲…
富士山を自然、科学、文化の面から豊富な写真で解説。防災ヤン登山の知識
も学べる事典。
『葉実木のかたちで調べる 樹木の名前大事典』 近田 文弘(文)とうど
やよい(絵) くもん出版 5000 円 14/02発行
→葉の形、果実の型、樹高、樹形を手がかりに、木の名前を調べることができ
る事典。146種の樹木を収録。
『宇宙の生活大研究』 渡辺 勝巳監修(文) PHP研究所 3000 円
14/02発行
→人類は、宇宙で暮らすことができるのか?宇宙飛行士の最新の宇宙での生
活を写真で紹介し、人類の今後の宇宙への展望も解説する。
=中学以上=
『『はだしのゲン』を読む』 河出書房新社編集部編(文) 河出書房新社
1600 円 14/02発行
→『はだしのゲン』が持つ、作品の力と魅力を各界の著名人が語る。田口ラ
ンディ、佐々木中、卯城竜太、呉智英、竹内美帆など。
『魂をゆさぶる歌に出会う アメリカ黒人文化のルーツへ』 ウェルズ 恵子
(文) 岩波書店 820 円 14/02発行(岩波ジュニア新書)
→今私たちが親しんでいるものには、アメリカ黒人文化の影響を色濃く受け
ているものも少なくない。ゴスペルソング、ヒップホップなどのルーツを
たどり、彼らの伝えた物語を読み解くための一冊。
♪♪ 昔話・伝記・詩 ♪♪
=小学校中学年以上=
『親子で学ぶはじめての俳句』 宇多 喜代子監修(文) NHK出版
1400 円 14/02発行
→加藤楸邨、夏目漱石、稲畑汀子、松尾芭蕉、中村汀女、与謝蕪村、金子兜
太など、日本のメイ俳句を30句、イラストと解説で紹介。
=小学校高学年以上=
『奇跡のランナー ウィルマ 歩けなかった金メダリスト』 ジョー・ハーパ
ー(文)渋谷 弘子(訳) 汐文社 1500 円 14/02発行
→ポリオのために、幼い時は歩くこともままならなかった黒人少女ウィルマ
・ルドルフ。様々な困難を乗り越えて米国女性初オリンピックで3個の金メ
ダルを獲得する姿を描く。
■ 今週の一冊 ■
あいかわらず、配信が遅れていて申し訳ありません。
だいぶ滞っていますね。挽回すべく、がんばってはいるのですが、少し気長
にお待ちいただければ幸いです。
そして……今週も「!!!」という本はありませんでした。
ただ、いくつかご紹介したいなと思う本がありました。
まずは『魂をゆさぶる歌に出会う』(岩波ジュニア新書)です。
現代の若者の聴く音楽やファッションに、知らずとアメリカ黒人につながる
文化が多いことに気づかされる一冊です。
いろんな音源のリストもあるので、気になったものはぜひ入手して聞いてみ
てください。歌はやはりCDなどででも聞いてなんぼ、のものだと思います
ので…。とはいえ、実際に聞いたものは少ない私です。スミマセン。
機会があれば聞いてみたいものです。
あと、富安陽子さんの『妖怪一家九十九さん ひそひそ森の妖怪』。
コンスタントに小学生の子どもに向けて作品を書かれているその姿勢は、あ
っぱれです。
「九十九さん」も本作で3作目。
登場人物のキャラクターもはっきりしてきて、ますます愉快になってきまし
た。今後の創作も楽しみです。 (す)