2013年11月17日~11月23日入荷分
■ 今週のおすすめ ■ ツꀀ
♪ 絵本 ♪ 8点 ツꀀ
『ひげなしねこ』フレーベル館
『ピエロのあかいはな』福音館書店
『ねこたちのてんごく』ひさかたチャイルド
『てんじつきさわるえほん ぐりとぐら』福音館書店
『すすめ!ふたごちゃん』佼成出版ツꀀ
『こうさぎと4ほんのマフラー』のら書店ツꀀ
『ひとつのねがい』理論社
『いぬのロケット本を読む』新日本出版社ツꀀ
♪ フィクション ♪ 6点 ツꀀ
『こやぶ医院は、なんでも科』佼成出版ツꀀ
『おとのさま、でんしゃにのる』佼成出版
ツꀀ 『ツン子ちゃん、おとぎの国へ行く』小峰書店ツꀀ
『謎の国からのSOS』あすなろ書房
『ラスト・スパート!』あかね書房
『神の名はボブ』東京創元社ツꀀ ツꀀ
♪ ノンフィクション ♪ 22点 ツꀀ
『宇宙』ポプラ社
『鳥』ポプラ社
『快速恐竜オルニトミムス』国土社
『なぞかけ動物園』理論社
『江戸のお店屋さん』ほるぷ出版
『田んぼの不思議』小峰書店
『花見からお盆』少年写真新聞社
『変身のなぞ 化学のスター!』玉川大学出版部
『柴犬マイちゃんへの手紙』講談社
『調べよう!世界の本屋さん』ミネルヴァ書房
『健康・福祉』大月書店
『大草原の小さな家 ローラのふるさとを訪ねて 増補改訂版』求龍堂
『百人一首への招待』平凡社
『「生きられた家」をつむぐ』平凡社
『放射能』国書刊行会
『少年少女昭和SF美術館』平凡社
『パワハラに負けない!』岩波書店
『日本軍「慰安婦」にされた少女たち』岩波書店
『生物とコラボする』岩波書店
『お菓子でたどるフランス史』岩波書店
『いじめ問題をどう克服するか』岩波書店
『海藻ハンドブック』文一総合出版
ツꀀ ♪ 昔話・伝記・詩 ♪ 2点 ツꀀ
『北極点をめざした黒人探検家 マシュー・ヘンソン』汐文社
『まど・みちお』あすなろ書房
ツꀀ ■ 今週のおすすめ ■
ツꀀ ♪♪ 絵本 ♪♪ ツꀀ
=幼児以上= ツꀀ
『ひげなしねこ』 季巳 明代(文)竹内 通雅(絵) フレーベル館ツꀀ 1200 円 13/11発行 →おいらの名前はひげなしねこ。生まれた時からひげがないけど、しっぽが長い。そんなおいらをみんなは嫌うが気にしない。そんなある日…。 ツꀀ
『ピエロのあかいはな』 なつめ よしかず(文・絵) 福音館書店ツꀀ 1300 円 13/11発行(日本傑作絵本シリーズ) →サーカスのピエロがくしゃみをした拍子に、赤い鼻が飛んでいってしまいました。鼻はサーカスの動物たちの間を次から次に渡って行きます…。 ツꀀ
『ねこたちのてんごく』 シンシア・ライラント(文・絵)まえざわ あきえ(訳) ひさかたチャイルドツꀀ 1300 円 13/11発行 →草のいい香りがする道を通って、ねこは天国へ行きます。天国まではどれくらいかかるかな? ツꀀ
『てんじつきさわるえほん ぐりとぐら』 なかがわ りえこ(文)おおむら ゆりこ(絵) 福音館書店ツꀀ 3700 円 13/11発行 →カラー印刷の上に、点字とともに絵柄も透明な樹脂インクで盛り上げて印刷。目の不自由な人も見える人も楽しめる『ぐりとぐら』。 ツꀀ
『すすめ!ふたごちゃん』 もとした いづみ(文)青山 友美(絵) 佼成出版ツꀀ 1300 円 13/11発行 →ここは、てんこもり商店街。果物屋の双子の赤ちゃんは、今日もにこにこ元気です。ところがそこに現われたのはどろぼう…。 ツꀀ
『こうさぎと4ほんのマフラー』 わたり むつこ(文)でくね いく(絵) のら書店ツꀀ 1600 円 13/12発行 →おばあちゃんが編んでくれたマフラーをして、とび、くるり、かりかり、こみみの子うさぎの兄弟は冬の森へ出かけます…。 ツꀀ
=小学校低学年以上= ツꀀ
『ひとつのねがい』 はまだ ひろすけ(文)しまだ・しほ(絵) 理論社ツꀀ 1300 円 13/11発行 →いつも黙って道を照らす街灯には、長い間持ち続けていた願いがありました…。浜田廣介生誕120年を記念して出版された絵本。 ツꀀ
『いぬのロケット本を読む』 タッド・ヒルズ(文・絵)藤原 宏之(訳) 新日本出版社ツꀀ 1400 円 13/11発行 →字が読めない犬のロケットに黄色い小鳥が先生になって学校を始めます。はじめはうるさがっていたロケットでしたが…。 ツꀀ
♪♪ フィクション ♪♪ ツꀀ
=小学校低学年以上= ツꀀ
『こやぶ医院は、なんでも科』 柏葉 幸子(文)山西 ゲンイチ(絵) 佼成出版ツꀀ 1200 円 13/11発行(おはなしみーつけた!シリーズ) →さやは嘘をついて学校を休み、いつもとは違う病院に連れていかれます。そこの待合室には、やはり仮病をつかったこんたが来ていました。 ツꀀ
『おとのさま、でんしゃにのる』 中川 ひろたか(文)田中 六大(絵) 佼成出版ツꀀ 1200 円 13/11発行(おはなしみーつけた!シリーズ) →好奇心旺盛なお殿様。天守閣から電車を発見。乗りたいと駄々をこね、家来を連れて駅に向かいますが…。
ツꀀ =小学校中学年以上= ツꀀ
『ツン子ちゃん、おとぎの国へ行く』 松本 祐子(文)佐竹 美保(絵) 小峰書店ツꀀ 1400 円 13/11発行(おはなしメリーゴーラウンド) →小学3年のツン子こと月輝子(つきこ)。ママが月に向かって祈っている夜、ツン子は不思議なおとぎの国に迷い込む…。 ツꀀ
『謎の国からのSOS』 エミリー・ロッダ(文)杉田 比呂美(絵)さくま ゆみこ(訳) あすなろ書房ツꀀ 1400 円 13/11発行 →「謎の国」からの通信が途絶え、正確に時を刻んでいた大時計が狂い始めた。パトリックはすぐに「謎の国」に向かうが…。
『テレビの向こうの謎の国』続編。
ツꀀ =小学校高学年以上= ツꀀ
『ラスト・スパート!』 横山 充男(文)コマツ シンヤ(絵) あかね書房ツꀀ 1300 円 13/11発行(スプラッシュ・ストーリーズ) →四万十川が流れる町に住む翔と正信は、小学6年の春を迎える。ただ元気に過ごしているだけのふたりだったが、駅伝に参加することを決意する。 ツꀀ
=中学以上= ツꀀ
『神の名はボブ』 メグ・ローゾフ(文)今泉 敦子(訳) 東京創元社ツꀀ 1800 円 13/11発行 →地球の「神」として選ばれたのは気まぐれで女の子に惚れっぽいティーンエイジャーのボブだった…。神、信仰、宗教を徹底的にパロディ化した読物。 ツꀀ
♪♪ ノンフィクション ♪♪ ツꀀ
=小学校中学年以上= ツꀀ
『宇宙』 青木 和光監修(文) ポプラ社ツꀀ 2000 円 13/11発行 (ポプラディア大図鑑ワンダ) →宇宙の様々な現象や不思議について、写真やイラストで分かりやすく解説。宇宙の歴史や天体の特徴まで幅広く取り上げる。
ツꀀ 『鳥』 川上 和人監修(文) ポプラ社ツꀀ 2000 円 13/11発行 (ポプラディア大図鑑ワンダ) →日本や世界の鳥、約850種を写真や詳細なイラストで紹介。 ツꀀ
『快速恐竜オルニトミムス』 関口 たか広(文・絵) 国土社ツꀀ 1200 円 13/11発行 (まんが恐竜ワールド) →最速の足を持つ恐竜・オルニトミムスを現代からタイムスリップした、小学生の3人がマンガのストーリーで解説。 ツꀀ
『なぞかけ動物園』 ねづっち(文) 理論社ツꀀ 1600 円 13/11発行 (江戸のなぞなぞ なぞかけランド1) →なぞかけ芸人で有名なねづっちが、動物たちをお題にした「なぞかけ」を楽しいイラストで紹介。
『江戸のお店屋さん』 藤川 智子(文・絵) ほるぷ出版ツꀀ 1400 円 13/11発行 →江戸時代の小間物屋、薬種屋、人形屋、地本問屋、菓子屋、唐物屋などを店の中を覗く 感覚で絵本で紹介。監修:小林克
ツꀀ =小学校高学年以上= ツꀀ
『田んぼの不思議』 安室 知(文) 小峰書店ツꀀ 1400 円 13/11発行 (自然と生きる) →豊かな生態系を育む田んぼ。その豊かさを生かしてきた人々の知恵。田んぼと人々との繋がりを描く。 ツꀀ
『花見からお盆』 坂本 廣子(文) 少年写真新聞社ツꀀ 2200 円 13/11発行 (坂本廣子のつくろう!食べよう!行事食2) →お花見からお盆までの行事の食べものをレシピと一緒に写真で紹介。由来のコラムやテーブルマナーも掲載。監修:奥村彪生 ツꀀ
『変身のなぞ 化学のスター!』 原田 佐和子(文)富士鷹 なすび(絵) 玉川大学出版部ツꀀ 4200 円 13/11発行(くるり科学ずかん) →原子や分子がどのように「変身」するかを、ススメのチュン太のキャラクターで分かりやすく解説。子どもたちの興味に沿った解説で、非常によいつくり。 共著:小川真理子、片神貴子、溝口恵 ツꀀ
『柴犬マイちゃんへの手紙』 柳原 三佳(文) 講談社ツꀀ 1200 円 13/11発行 (世の中への扉) →2010年田園調布で起きた若者の無謀運転によるふたりの少年の死亡事故。事故の取り調べ、裁判の様子、残された柴犬マイちゃんの存在を丹念な取材で描く。 ツꀀ
『調べよう!世界の本屋さん』 稲葉 茂勝(文) ミネルヴァ書房ツꀀ 2000 円 13/11発行 (本屋さんのすべてがわかる本1) →本屋の歴史、世界各国の書店のベスト10他、イスラム圏の本屋、一党独裁国家の本屋な ど、世界各国の本屋を写真で紹介。監修:秋田喜代美 ツꀀ
=中学以上= ツꀀ
『健康・福祉』 坂口 美佳子(文) 大月書店ツꀀ 2200 円 13/11発行 (日本は世界で何番目?1) →日本は世界で何番目?本書ではGDPに占める医療費の割合や赤ちゃんの死亡率、薬に使う金額など「健康・医療」分野での世界との比較を図説でわかりやすく解説。 編:藤田千枝
『大草原の小さな家 ローラのふるさとを訪ねて 増補改訂版』 ウィリアム・アンダーソン (文)レスリー・A・ケリー(写真)(絵)谷口 由美子(訳) 求龍堂ツꀀ 2900 円 13/11発行 →ローラの物語をそれぞれの物語毎に、場所を訪ねながら美しい写真と挿し絵、ワイルダー一家の家族の歴史も交えながら紹介。写真紀行。構成・文:谷口由美子 ツꀀ
『百人一首への招待』 吉海 直人監修(文) 平凡社ツꀀ 2600 円 13/12発行 (別冊太陽) →百人一首の歌に丁寧な解説と絵カルタを添えてビジュアルに紹介。
ツꀀ 『「生きられた家」をつむぐ』 奥山 明日香(文) 平凡社ツꀀ 2000 円 13/11発行 (くうねるとことにすむところ32) →多木浩二の『生きられた家』に触発された、建築家である著者が、本の言葉とともに、自分が住んでいたシェアハウスの日常を写真と文章で綴る。 ツꀀ
『放射能』 ローレンス・レドニス(文)徳永 旻(訳) 国書刊行会ツꀀ 5600 円 13/11発行 →キュリー夫妻の研究と私生活を独特のイラストと文章で描いた作品。 ツꀀ
『少年少女昭和SF美術館』 大橋 博之(文) 平凡社ツꀀ 3800 円 13/11発行 →昭和30~50年代のSF児童書、約350冊をカラーの表紙画像と共に紹介。 ツꀀ
『パワハラに負けない!』 笹山 尚人(文) 岩波書店ツꀀ 840 円 13/11発行 (岩波ジュニア新書) →職場でじめや嫌がらせをうけたら、どうすればよいのか?労働事件や労働相談に乗ってきた著者が、具体的な例を挙げながらアドバイスする。物語仕立てなので、読みやすい。 ツꀀ
『日本軍「慰安婦」にされた少女たち』 石川 逸子(文) 岩波書店ツꀀ 840 円 13/11発行 (岩波ジュニア新書) →93年刊『「従軍慰安婦」にされた少女たち』に20年の動きを加えて、書名を変えて刊行されたもの。アジアの少女たちが、日本軍の兵隊のための「慰安婦」にされた歴史を描く。 ツꀀ
『生物とコラボする』 工藤 律子(文) 岩波書店ツꀀ 920 円 13/11発行 (岩波ジュニア新書) →お皿がデンプンで作られる?自然界のものを使って製品を生み出す技術は、遠い未来のことではない。現代の科学者によるコラム、カラー口絵を付す。 ツꀀ
『お菓子でたどるフランス史』 池上 俊一(文) 岩波書店ツꀀ 880 円 13/11発行 (岩波ジュニア新書) →教会や修道院で生まれ、その後王族や貴婦人、ブルジョワや文豪に愛され、洗練されていったフランスの「お菓子」の歴史を説く。
『いじめ問題をどう克服するか』 尾木 直樹(文) 岩波書店ツꀀ 720 円 13/11発行 (岩波新書) →長年いじめなど子どもの教育問題に取り組んできた著者が、現代のいじめの背景を分析し、学校や家庭、社会がすべきことを提案する。 ツꀀ
『海藻ハンドブック』 横浜 康継(文) 文一総合出版ツꀀ 1400 円 13/12発行 →浜辺の海藻を約150種紹介。生育エリア毎に、押し葉標本や生態写真で紹介する。 ツꀀ
♪♪ 昔話・伝記・詩 ♪♪ ツꀀ
=小学校高学年以上=
ツꀀ 『北極点をめざした黒人探検家 マシュー・ヘンソン』 キャロル・ボストン・ウェザーフォ ード(文)エリック・ヴェラスケス(絵)渋谷 弘子(訳) 汐文社ツꀀ 1600 円 13/11発行 →1866年アメリカに生まれたマシュー・ヘンソンは海軍将校ピアリーの強力な補佐をしながら、黒人として初めて北極点に到達。7度に渡る苦難のチャレンジを描いた絵本。 ツꀀ
『まど・みちお』 萩原 昌好編(文)三浦 太郎(絵) あすなろ書房ツꀀ 1500 円 13/11発行 (日本語を味わう名詩入門20) →「朝がくると」「せんねんまんねん」「けしゴム」「ぼくがここに」など、まど・みちおの 詩を25編収録。
ツꀀ ■ 今週の一冊 ■
今週の一冊は、科学ずかん『変身』です。
図鑑のタイトルがずばり「変身」。水が氷になったり、蒸発したりといった「変身」やアサガ オの色水に酢を入れたり重曹を入れると色が変わる「変身」などなど、原子や分子が繋がった り離れてりして起こるさまざまな「変身」をイラストと文章で解説します。とにかく!わかりやすい!
「分子」「原子」という言葉を聞くだけで、拒絶反応を起こす“化学赤点常連組”だった私でさえ、「なるほどなるほど」を連発しながら、ページをめくっていました。 どうすれば子どもたちにより理解してもらえるのか?という著者の方たちの、吟味と苦心の後がよく感じられる作りです。
化学好きをきっと増やしてくれる、素敵な!科学ずかんです。 (く)
おまけの数冊…
まずは『パワハラに負けない!』を。 法律のことって難しい、と毛嫌いしがちですが、ここに書いてあることは「仕事」をしている 人ならみ~んな知っていた方が断然いいことばかり。とはいえ、思えばそんなことを教えてもらう機会ってどこにもなかったな~と思いました。 知らないことだらけ、驚きの一冊でした。
就職活動をしている大学生や、アルバイトを始める高校生などにこそ、読んで勉強してほしいと強く思った次第です。09年にやはり岩波ジュニア新書から刊行された『労働法はぼくらの味方!』も合わせて読んでほしいものです。
それから『こうさぎと4ほんのマフラー』。お話はもちろんですが、出久根さんの絵がとびき りよいです! 色彩がやさしく、鮮やかでありつつも、派手すぎない落ち着いた風合いを醸しています。 そして速報! 2014年のクリスマス時期には、この絵本の原画展を開催します。 ご期待くださいね~。
最後に『てんじつきさわるえほん ぐりとぐら』が満を持して刊行されました。 目の見える人も見えない人も、同じ絵本を楽しめるようになりました。
幼稚園・保育園、学校はもちろん公共図書館にはぜひとも蔵書してほしいものです。(す) ツꀀ