2014年11月10日~11月16日入荷分

■ 今週のおすすめ ■ ツꀀ
♪ 絵本 ♪ 7点 ツꀀ
『さんびきのこねずみとガラスのほし』徳間書店
『クリスマスのよるに』BL出版
『ワララちゃんのおるすばん』佼成出版
『おふろのくまちゃん』岩崎書店
『スキャリーおじさんのどうぶつたちのメリークリスマス』BL出版
『ワニのお嫁さんとハチドリのお嫁さん』福音館書店
『モミの木』KTC中央出版

ツꀀ ♪ フィクション ♪ 10点 ツꀀ
『スウェーデンこくおうをすくえ!』大日本図書
『たまたま・たまちゃん』WAVE出版ツꀀ
『パン屋のこびととハリネズミ ふしぎな11のおとぎ話』徳間書店
『ムーミン谷の仲間たち 新装版』講談社ツꀀ
『岳ちゃんはロボットじゃない』佼成出版
『お引越し』福音館書店
『正義の黒幕』岩崎書店
『ふわふわ 白鳥たちの消えた冬』福音館書店
『星空点呼 折りたたみ傘を探して』朝日学生新聞社ツꀀ
『官兵衛、駆ける。』講談社

ツꀀ ♪ ノンフィクション ♪ 15点
ツꀀ 『どんぐりむし』そうえん社
『じぶんでつくろう こどものしゅげい』福音館書店ツꀀ
『食べるちえ』偕成社
『身を守るちえ』偕成社
『ぼくたち いそはまたんていだん』偕成社
『空のふしぎ図鑑』PHP研究所
『動かす』汐文社
『観察しよう』汐文社
『ズーム大図鑑』化学同人
『読む時間』創元社
『はじめての考古学』朝日学生新聞社
『チョコレート菓子・ポテトチップス・アイス』ぺりかん社
『わたしの好きなクリスマスの絵』平凡社ツꀀ
『羊毛フェルトで作る絵本のマスコット』白泉社
『戦争がなかったら 3人の子どもたちの10年の物語』ポプラ社

 

♪ 昔話・伝記・詩 ♪ 4点 ツꀀ
『犬になった王子 チベットの民話』岩波書店
『方言で語る日本昔話30選』星雲社ツꀀ
『リーかあさまのはなし』ポプラ社
『スウェーデン民話集4』春風社

ツꀀ ツꀀ ■ 今週のおすすめ ■ ツꀀ
♪♪ 絵本 ♪♪ ツꀀ
=幼児以上= ツꀀ
『さんびきのこねずみとガラスのほし』 たかお ゆうこ(文・絵) 徳間書店ツꀀ 1500 円   13/11発行  →雑木林の向こうにガラクタ置き場がありました。昔は大事に使われていた物たちが、今はすっかり忘れられ捨てられています。そこへ野ネズミの子どもたちがやってきて…。 ツꀀ

『クリスマスのよるに』 あべ はじめ(文・絵) BL出版ツꀀ 1400 円 13/11発行  →今日はクリスマス・イブ。レストランで働いているお母さんは、今年の帰りは遅く、   男の子はひとりぼっちのイブを過ごしていました。そしてスノードームをのぞいて   いると…。 ツꀀ

『ワララちゃんのおるすばん』 こいで なつこ(文・絵) 佼成出版ツꀀ 1300 円   13/11発行  →ワニのワララちゃんがひとりでお留守番をしていると、次々に誰かがドアをノックします。ワララちゃんがのぞき穴からのぞいてみると…。 ツꀀ

『おふろのくまちゃん』 シャーリー・パレントー(文)デイヴィッド・ウォーカー(絵)  福本 友美子(訳) 岩崎書店ツꀀ 1100 円 13/11発行  →お湯をためて、せっけんとタオルを出して、さあお風呂に入るのは誰かな?やってきたのはくまちゃんたち。ところがみんなお風呂がきらい…。

ツꀀ =小学校低学年以上= ツꀀ
『スキャリーおじさんのどうぶつたちのメリークリスマス』 キャサリン・ジャクソン  (文)リチャード・スキャリー(絵)ふしみ みさを(訳) BL出版ツꀀ 2000 円   13/11発行  →スキャリーの動物たちのクリスマスにまつわるお話が、18話収録。大判の絵本。

ツꀀ =小学校中学年以上= ツꀀ
『ワニのお嫁さんとハチドリのお嫁さん』 清水 たま子(文)竹田 鎭三郎(絵)  福音館書店ツꀀ 1600 円 13/11発行(日本傑作絵本シリーズ)  →むかしむかし、メキシコにウワベ国とチョンタル国がありました。100年もの間争っていた二つのは調停のためそれぞれの国から花嫁を交換することにした…。 ツꀀ

=小学校高学年以上= ツꀀ
『モミの木』 ハンス・クリスチャン・アンデルセン(文)サンナ・アンヌッカ(絵)  小宮 由(訳) KTC中央出版ツꀀ 2200 円 13/11発行  →アンデルセンの名作「モミの木」にイラストレーションの挿し絵で絵本にしたもの。

ツꀀ ♪♪ フィクション ♪♪
ツꀀ =小学校低学年以上= ツꀀ
『スウェーデンこくおうをすくえ!』 マージョリー・W・シャーマット(文)マーク・  シーモント(絵)小宮 由(訳) 大日本図書ツꀀ 1200 円 13/11発行  (ぼくはめいたんてい)  →ネートの手元に、スウェーデンに旅行中のロザモンドからはがきが届きます。そこには、なくしものをしたので見つけてほしいと書いてありました。さてネートはどうやって解決するのでしょうか。 ツꀀ

『たまたま・たまちゃん』 服部 千春(文)つじむら あゆこ(絵) WAVE出版ツꀀ  1100 円 13/11発行(ともだちがいるよ!)  →うどん屋の娘のたまちゃんはおしゃれなケーキ店パティスリー・アンに憧れています。そんなある日、ケーキ店の娘のプリンちゃんが来て、交代してあげるといいます…。 ツꀀ

『パン屋のこびととハリネズミ ふしぎな11のおとぎ話』 アニー・G・シュミット  (文)たちもと みちこ(絵)西村 由美(訳) 徳間書店ツꀀ 1400 円 13/11発行  →パン屋のおやじさんは住んでいるこびとを怒鳴りつけました。こびとは機嫌を損ねて、パン種はハリネズミになってしまいました…という表題作の他、不思議でゆかいなお話を11作収録。 ツꀀ

=小学校中学年以上= ツꀀ
『ムーミン谷の仲間たち 新装版』 トーベ・ヤンソン(文)山室 静(訳) 講談社ツꀀ  680 円 13/11発行(講談社青い鳥文庫) ツꀀ

『岳ちゃんはロボットじゃない』 三輪 裕子(文)福田 岩緒(絵) 佼成出版ツꀀ 1300 円   13/11発行(こころのつばさシリーズ)  →2年ぶりに戻ってきた幼馴染の岳ちゃん。背も伸びて大きくなった岳ちゃんだったが、気が弱くて強い男の子たちの言いなりになってしまう…。 ツꀀ

=小学校高学年以上= ツꀀ
『お引越し』 ひこ・田中(文) 福音館書店ツꀀ 1400 円 13/11発行  →とうさんとかあさんが離婚した。お家がふたつになった11歳のレンコから見た父と母の姿を描いた作品。90年福武書店刊、95年講談社文庫刊の新装版。「忘れたころのあと話」は本作書下ろし。 ツꀀ

『正義の黒幕』 ジョン・グリシャム(文)石崎 洋司(訳) 岩崎書店ツꀀ 1500 円   13/11発行(少年弁護士セオの事件簿4)  →市の予算の都合でセオの大好きな先生が解雇されることに。時を同じくして道路建設工事の賛成派と反対派が対立し、街は大騒ぎ。 ツꀀ

『ふわふわ 白鳥たちの消えた冬』 中山 聖子(文)尾崎 眞吾(絵) 福音館書店ツꀀ 1200 円   13/11発行(福音館創作童話シリーズ)  →公園の湖の白鳥たちが、鳥インフルエンザのために殺処分された。幼い頃から白鳥に慣れ親しんできた香枝は、心を痛めて…。 ツꀀ

『星空点呼 折りたたみ傘を探して』 嘉成 晴香(文)柴田 純与(絵) 朝日学生新聞社ツꀀ  1000 円 13/11発行  →いじめに悩む小学生・美咲。小学生の頃に友だちを亡くした青年・高志。引きこもりの兄を持つ裕介、3人の物語。朝日小学生新聞社児童文学賞第4回受賞作

ツꀀ =中学以上= ツꀀ
『官兵衛、駆ける。』 吉橋 通夫(文) 講談社ツꀀ 1400 円 13/11発行  →戦国時代を生き抜いた黒田官兵衛。天下一の軍師と呼ばれた彼の原点を探るべく、幼少期   から青年期をメインに様々なエピソードで綴る。 ツꀀ

♪♪ ノンフィクション ♪♪ ツꀀ
=幼児以上= ツꀀ
『どんぐりむし』 有沢 重雄(文)藤丸 篤夫(写真)そうえん社ツꀀ 1200 円 13/11発行  (しぜんといっしょ)  →どんぐりの中にいる虫を楽しく紹介する写真絵本。どんぐり虫の飼い方も掲載。

ツꀀ =小学校低学年以上= ツꀀ
『じぶんでつくろう こどものしゅげい』 大月 ヒロ子(文)木村 愛(絵) 福音館書店ツꀀ  1300 円 13/11発行  →針や編み棒を使わずに、子どもから大人まで簡単にできる手芸作品の作り方を写真やイラストでわかりやすく紹介。

ツꀀ =小学校中学年以上= ツꀀ
『食べるちえ』 成島 悦雄監修(文) 偕成社ツꀀ 2400 円 13/11発行  (動物のちえ1)  →ヒグマがサケを捕まえて食べる、モグラがミミズを食べる、メジロが花の蜜を食べる…様々な動物が「食べるための知恵」を写真で紹介。 ツꀀ

『身を守るちえ』 成島 悦雄監修(文) 偕成社ツꀀ 2400 円 13/11発行  (動物のちえ2)  →寒さの中や、暑さの中から、体につく虫から、外敵からそれぞれ身を守る動物たちの知恵を写真で紹介。 ツꀀ

『ぼくたち いそはまたんていだん』 三輪 一雄(文・絵) 偕成社ツꀀ 1800 円 13/11発行  →かいとまりのために、じっちゃんが考えたのは「海の漂着物なぞときゲーム」(ビーチコーミング)だった…。実物大の写真を見ながら、ビーチコーミングを楽しむ本。

ツꀀ 『空のふしぎ図鑑』 武田 康男監修(文) PHP研究所ツꀀ 1900 円 13/11発行  →「空はどうして青いの?」「虹はどうやってできるの?」「天気はどうしてかわるの?」ひとつひとつの身近な疑問に写真やイラストを使い、分かりやすく解説。 ツꀀ

『動かす』 寺西 恵里子(文) 汐文社ツꀀ 2300 円 13/11発行  (コツがわかる!工作のきほん4)  →紙バネ、水、ゴム、滑車、磁石を使って作る動く作品のつくり方をカラー写真で分かりやすく紹介。 ツꀀ

=小学校高学年以上= ツꀀ
『観察しよう』 目代 邦康(文) 汐文社ツꀀ 2300 円 13/11発行(地層ってなんだろう1)  →地形や地層の観察の仕方を、海岸、川、平野、山、湖などの場所ごとに整理して、紹介。 ツꀀ

『ズーム大図鑑』 マイク・ゴールドスミス(文)伊藤 伸子(訳) 化学同人ツꀀ 3800 円   13/11発行  →自然、人間の体、地球、芸術、歴史のジャンル毎にズームイン、ズームアウトした写真で紹介。共著:スーザン・ケネディ、スティーブ・パーカー、キャロル・ストット、イザベル・トーマス、ジョン・ウッドワード ツꀀ

『読む時間』 アンドレ・ケルテス(写真)創元社ツꀀ 2200 円 13/11発行  →世界各地で人びとの「読む」姿をモノクロで撮影した写真集。巻頭詩:谷川俊太郎 ツꀀ

『はじめての考古学』 菊池 徹夫(文) 朝日学生新聞社ツꀀ 1000 円 13/11発行  →「遺跡はどうして土の中にあるの?」「遺跡や遺物は年代をどうやって測定するの?」考古学を体系的にまとめた入門書。「朝日小学生新聞13年4月~9月連載を再構成したもの。

ツꀀ =中学以上= ツꀀ
『チョコレート菓子・ポテトチップス・アイス』 戸田 恭子(文) ぺりかん社ツꀀ 2800 円   13/11発行(探検!ものづくりと仕事人)  →チョコレート菓子、ポテトチップス、アイスの3つを取り上げ、商品開発から研究、生産、営業などの仕事に携わる人たちの仕事をインタビューも交え、具体的に紹介。 ツꀀ

『わたしの好きなクリスマスの絵』 フェデリコ・ゼーリ(文)柱本 元彦(訳) 平凡社ツꀀ  1500 円 13/11発行  →西ローマ帝国のモザイク、ボッティチェリ、コレッジョ、ベラスケスなどの描いたキリスト降誕の絵画を12点解説付きで紹介。 ツꀀ

『羊毛フェルトで作る絵本のマスコット』 須佐 沙知子(文) 白泉社ツꀀ 1300 円 13/11発行  →ぐりとぐら、フレデリック、ババール、ピーターラビットなどの羊毛フェルトでの作り方を初心者にも分かりやすいように写真で解説。実物大の型紙付。「月刊MOE」連載に加筆、再構成したもの。

ツꀀ 『戦争がなかったら 3人の子どもたちの10年の物語』 高橋 邦典(文)高橋 邦典(写真)   ポプラ社ツꀀ 1500 円 13/11発行(ポプラ社ノンフィクション)  →右手を失った子ども、少年兵にされたふたりの子ども…。報道カメラマンの著者が出会っ   た3人の子どもの10年間を描いた作品。

ツꀀ ♪♪ 昔話・伝記・詩 ♪♪ ツꀀ
=小学校低学年以上= ツꀀ
『犬になった王子 チベットの民話』 君島 久子(文)後藤 仁(絵) 岩波書店ツꀀ 1800 円   13/11発行  →大昔、チベットのプラ国にアチョという王子がいました。ある時、王子は国の人々のために穀物のタネを探しに出かけますが、蛇王に犬にされてしまいます…。チベットの民話。

ツꀀ =小学校高学年以上= ツꀀ
『方言で語る日本昔話30選』 稲田 和子(文)稲田 奈穂(絵) 星雲社ツꀀ 2000 円   13/11発行  →新潟、鹿児島、岩手、奈良、岡山など全国のそれぞれの方言で昔話を30話収録。   発行:みやび出版 ツꀀ

『リーかあさまのはなし』 中村 茂(文)小林 豊(絵) ポプラ社ツꀀ 1400 円 13/11発行  (ポプラ社の絵本)  →今から100年近く前、群馬県草津で、20年間ハンセン病患者に寄り添ったイギリス人宣教師。リーかあさまと呼ばれ人々に慕われた女性の半生を描いた伝記絵本。

ツꀀ =中学以上= ツꀀ
『スウェーデン民話集4』 薮下 紘一(訳) 春風社ツꀀ 1905 円 13/11発行  →「太陽の娘と魔法をかけられた十二人の王子」「緑の騎士」「ちいさなハンス」など合わ   せて13編収録。

ツꀀ ■ 今週の一冊 ■

 大正時代、草津温泉にはたくさんのハンセン病患者が故郷を追われ、集まっていましたがその生活は大変悲惨な状態にありました。その患者の中に入り、25年にもわたる献身的な活動  を捧げたイギリス人宣教師、メアリ・ヘレナ・コンウォーリ・リー女史の半生を描いた伝記絵本です。

 人々から「リーかあさま」と慕われ、日本で最期を迎えた女史の生き方は、現代人の私たちが忘れがちな「隣人に寄り添って生きる」という大切な価値観を切々と伝えてくれます。

 小林豊氏の絵と共に、読み終えた後にしみじみとした温かな思いを残してくれるこの作品。ぜひたくさんの子どもたちにも読んでもらいたいと思いました。  (く)

 そして、おまけの数点…。

 まず『お引越し』が復刊になりました~。福武書店から刊行された時に読んだ衝撃は、今も  鮮明に残っています。新たな形で、「今」の子どもたちにも手渡せることを嬉しく思います。決して内容は古くない。というか、前を走っていたのかも…。

 それから『読む時間』は、読書する人の様子が楽しい一冊。アーディゾーニ―のファージョン作品集に描かれた挿絵を思い出してしまいます。 (す)