みなさん、こんにちは!今日はいよいよ1920-30年代の絵本の黄金時代のアメリカ絵本をご紹介します。その前に一つ、お願いです!
ボクはみなさんに会場の様子をご紹介するために特別に写真を撮っていますが、一般の皆さんは撮影はしないでください!時々ボクが今、腹巻にしてる緑の腕章をつけている人や、教文館のエプロンをつけた人が撮影をしているときがありますが、それはすべて関係者です。どうぞよろしく!
あ、ドリトル先生だ!!でも何かこの本の絵、ボクが知ってる先生とちょっと雰囲気が違うみたい…。赤い本は1920年に出た『ドリトル先生アフリカゆき』、その隣のオレンジの本が1933年に出た『ドリトル先生月から帰る』だって。
これは『宝島』のスティーブンソンが子どものために書いた詩の本“A child’s garden of verses”で、ジェシー・ウィルコックス・スミスが絵をつけたもの。いろんな人が絵をつけているのは知ってたけど、ジェシーもつけてたんだ~。
これもジェシーの絵本で“The little Mother Goose”。この本は最近復刻されて出ているんだけど、この本の2倍くらいの大きさになっちゃってるんだよ。小さい本の方がかわいいのになぁ…残念!6階のナルニア国でも売ってまーす。
わー、カッコイイ!これがポスターやチラシにも使われていたフォールズの「ABCの本」だね。前にジャポニズムのコーナーで見た、ニコルソンの絵となんとなく雰囲気が似ている気がする。この本こそ、全ページが見たーーーーい!!だって24個全部知りたいんだもん!欲求不満になりそう。
ここまでが“アメリカのイラストレーション―黎明期~ヨーロッパの影響”のコーナーです。
これは“芸術を志した画家たちの絵本”コーナーに展示されているゲイ作「シャム猫サキムラ」。こういう本を見ると、色をたくさん使うだけが豊かな表現方法ではないという気がする。モノクロ(もしくは2色)って、とってもきれいな表現ができるんだってわかるよ。
見てみて!ここにある本は知ってる本ばーっかりで嬉しくなっちゃう!グラマトキーの『ちびっこタグボート』や、エッツの『ペニーさん』と『クリスマスまであと九日』、フラックの『アンガスとねこ』!それにこの作品は翻訳されていないけれど、クレメント・ハードやロイス・レンスキーなんて、おなじみで大好きな作家たちがやっと登場だ~。ここは“アメリカ生まれの絵本作家たち”コーナーです!
これがレンスキーの“Susie Mariar” レンスキーお得意の2色で、線が生き生きしててとっても楽しそうな絵本。スージーちゃんって、このブタに乗ってる女の子とのことかなぁ?すごい元気な子みたい。どんなお話か知りたいなぁ…。
次回はアメリカの絵本第2弾です。またまた面白い作品が出るよ!お楽しみに~。