2013年2月3日~2月9日入荷分
■ 今週のおすすめ ■
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♪ 絵本 ♪ 16点
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『わにわにとあかわに』福音館書店
『つぎ、とまります』福音館書店ツꀀ
『プレッツェルのはじまり』偕成社
『ちいさいわたし』くもん出版
『ガブルくんとコウモリオニ』復刊ドットコム
『さわるめいろ』小学館
『ノンタンじどうしゃぶっぶー』偕成社
『こぐまちゃんとどうぶつえん』こぐま社
『おなべふ こどもしんりょうじょ』福音館書店
『だるまのしゅぎょう』偕成社ツꀀ
『ぼくだよぼくだよ』理論社
『ぼくがとぶ』絵本館
『よいこはもうねるじかん』BL出版
『もう、おおきいからなかないよ』徳間書店
『おうさまのおしろ』セーラー出版ツꀀ
『よるのむこう』白泉社
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♪ フィクション ♪ 8点
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『じゃんけんのすきな女の子』学習研究社
『魔女の宅急便その5 魔法のとまり木』福音館書店
『ねことテルと王女さま』長崎出版ツꀀ
『母さんは虹をつくってる』朝日学生新聞社
『わからん薬学事始1』講談社
『カントリー・ロード』BL出版
『紅玉は終わりにして始まり』東京創元社
『ケルト神話ファンタジー 炎の戦士クーフリン/黄金の騎士フィン
・マックール』 筑摩書房
♪ ノンフィクション ♪ 19点
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『おひなまつりのちらしずし』福音館書店ツꀀ
『こんちゅうかくれんぼクイズ』ひさかたチャイルド
『はじめて絵本 すてきなおかし作り』河出書房新社
『やってみよう!はじめての工作マジック』岩崎書店
『ビアトリクス・ポターの日記』大日本絵画
『舟をつくる』徳間書店ツꀀ
『こんな家にすんでたら』偕成社
『完全版 こども歴史人物新聞』世界文化社ツꀀ
『ジャガイモ』大日本図書ツꀀ
『よくわかる電気のしくみ』2200 円
『キーワード55 英単語で世界を知ろう』理論社
『ローマは一日にしてならず 世界史のことば』岩波書店
『カレンダー日本の天気』岩波書店
『日本文学の古典50選』岩波書店
『わたしたちと世界 人を知り国を知る』岩波書店
『和歌の読みかた』岩波書店
『何のために生まれてきたの?』PHP研究所
『ロシアの挿絵とおとぎ話の世界』パイインターナショナル
『中学生の君におくる哲学』講談社
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♪ 昔話・伝記・詩 ♪ 1点
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『バーナムの骨』光村教育図書
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■ 今週のおすすめ ■
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♪♪ 絵本 ♪♪
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=幼児以上=
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『わにわにとあかわに』 小風 さち(文)山口 マオ(絵)
福音館書店ツꀀ 800 円 13/02発行(幼児絵本シリーズ)
→誰もいない静かな家の中。いねむりしていた、わにわにが目を開
けると、小さなあかわにがいました。
09年刊「こどものとも年少版」のハードカバー化。
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『つぎ、とまります』 村田 エミコ(文・絵) 福音館書店ツꀀ
800 円 13/02発行(幼児絵本シリーズ)
→お客さんを乗せて、バスが走ります。「つぎとまります」バスは、
森の中で次々と動物たちを降ろしていきます。
09年刊「こどものとも年少版」のハードカバー化。
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『プレッツェルのはじまり』 エリック・カール(文・絵)アーサー
・ビナード(訳) 偕成社ツꀀ 1400 円 13/02発行
(エリック・カールの絵本)
→ウォルターは国中で一番のパン屋。ある日、水だけ入れたパンを
作ってしまいます。すると王様が怒り、「朝日が三つ射してくる
パンを作れ」と命令します。
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『ちいさいわたし』 かさい まり(文)おかだ ちあき(絵)
くもん出版ツꀀ 1200 円 13/02発行
→わたしはまだすごくちいさい。でもいつかひとりでできるように
なるの。いまはそのとちゅうだもん。小さな「わたし」の心情を
綴った絵本。
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『ガブルくんとコウモリオニ』 高谷 まちこ(文・絵)
復刊ドットコムツꀀ 1800 円 13/01発行
→料理をすること、食べることが何より好きなオオカミのガブル。
ある日、おつきさまがやって来てチョコラボンボンが100年ぶり
に実をつけたと伝えます。
93年福音館書店刊を一部改定し、復刊。
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『さわるめいろ』 村山 純子(文・絵) 小学館ツꀀ 1900 円
13/02発行(てんじつきさわるえほん)
→目の見える子どもも、見えない子どもも楽しめる点字付きさわる
絵本。本書では、点字で10個の迷路を楽しむ絵本。
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『ノンタンじどうしゃぶっぶー』 キヨノ サチコ(文・絵)
偕成社ツꀀ 1200 円 13/02発行(てんじつきさわるえほん)
→カラーの絵の上に樹脂の点字が付いた、目の見える子どもも見え
ない子どもも楽しめる「点字つきさわる絵本」。
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『こぐまちゃんとどうぶつえん』 森 比左志(文)わかやま けん
(絵) こぐま社ツꀀ 1200 円 13/02発行(てんじつきさわるえほん)
→カラーの絵の上に樹脂の点字がついた、目の見える子どもも、見
えない子どもも楽しめる「点字つきさわる絵本」。
共著:わだよしおみ
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『おなべふ こどもしんりょうじょ』 やぎゅう げんいちろう
(文・絵) 福音館書店ツꀀ 1200 円 13/02発行
(日本傑作絵本シリーズ)
→おなべふ診療所には次々子どもたちがやってきます。おなべふ先
生が、子どもたちの腕を取って「おなべふおなべふ」と診療を始
めます。
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『だるまのしゅぎょう』 ませぎ りえこ(文・絵) 偕成社ツꀀ
1200 円 13/02発行
→今日は待ちに待っただるま市。さくらとるりが、ケンカしながら
、だるまを買うとだるまが転がり、だるまの国へ。デビュー作。
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『ぼくだよぼくだよ』 きくち ちき(文・絵) 理論社ツꀀ 1500 円
13/02発行
→ライオンとひょうが、自分の自慢を始めます。やがて自慢は、空
想の世界に広がって、木になったり、川になったり…。
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『ぼくがとぶ』 佐々木 マキ(文・絵) 絵本館ツꀀ 1300 円
13/02発行
→ぼくが何を作っているかわかるかい?父さんも母さんも知らない
んだ。本当にそらを飛ぶ飛行機だよ。あがれ、ぼくの飛行機、あ
がれ。94年福音館書店刊の復刊。
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『よいこはもうねるじかん』 高畠 じゅん子(文)高畠 純(絵)
BL出版ツꀀ 1300 円 13/02発行
→「おやすみなさい」たまちゃんが寝ていると、ねこのミーヤがや
ってきて、お布団の中へ。そして次々いろんなものがたまちゃん
のお布団に入ってきます。
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『もう、おおきいからなかないよ』 ケイト・クライス(文)M・サラ
・クライス(絵)福本 友美子(訳) 徳間書店ツꀀ 1400 円
13/02発行
→もうすぐ5歳になるうさぎくんは、お母さんに泣くのをやめると宣
言します。そしてお誕生日には、泣かない子だけを呼ぶことにしま
すが…。
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=小学校低学年以上=
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『おうさまのおしろ』 しろま せいゆう(文・絵) セーラー出版ツꀀ
1500 円 13/02発行
→あるところに、王さまのお城があったとさ。王さまのお城に雨が降
る。王さまのお城に雪が降る。そして王さまのお城で戦争が始まる
…。
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=小学校中学年以上=
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『よるのむこう』 nakaban(文・絵) 白泉社ツꀀ 1600 円 13/02発行
→手が届きそうな あお 真夜中 列車に揺られて あおい夢を見る
…。詩のような美しい文章と絵がぴったりと重なった詩情溢れる
絵本。
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♪♪ フィクション ♪♪
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=小学校低学年以上=
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『じゃんけんのすきな女の子』 松岡 享子(文)大社 玲子(絵)
学習研究社ツꀀ 1100 円 13/02発行(キッズ文学館)
→何でもじゃんけんで決める、じゃんけんの好きな女の子がいまし
た。歯をみがくのも、寝るのも、何でもかんでもじゃんけんをし
て、決めました。でもある時…。
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=小学校中学年以上=
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『魔女の宅急便その5 魔法のとまり木』 角野 栄子(文)佐竹
美保(絵) 福音館書店ツꀀ 700 円 13/02発行(福音館文庫)
→07年刊の文庫化。
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『ねことテルと王女さま』 クライド・ロバート・ブラ(文)レナー
ド・ワイスガード(絵)あんどう のりこ(訳) 長崎出版ツꀀ
1500 円 13/02発行
→森に捨てられたネコは荷車に乗ってきた都で、画家になりたいテ
ルに拾われる。テルはネコを可愛がって、壁中に絵を描いた。だ
がネコは、煙突掃除夫に捕まってしまい…。
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=小学校高学年以上=
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『母さんは虹をつくってる』 幸原 みのり(文)佐竹 政紀(絵)
朝日学生新聞社ツꀀ 800 円 13/02発行
→東日本大震災で母を失った小学6年生の裕也。宮城の祖父と二人
暮らしを始めた裕也と周りの人々との関わりを描いた作品。
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『わからん薬学事始1』 まはら 三桃(文) 講談社ツꀀ 1200 円
13/02発行
→薬の製造を生業とする女系の島に生まれた草多は、万能薬「気休
め丸」の製法を求めてひとり東京の学校へ。
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『カントリー・ロード』 阪口 正博(文)網中 いづる(絵)
BL出版ツꀀ 1400 円 13/02発行
→ぼくは、父さんの転勤で過疎の町の中学校へ転校することになっ
た。7人の同級生との日々の葛藤をさわやかに描く。
第14回ちゅうでん児童文学賞大賞受賞作。
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=中学以上=
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『紅玉は終わりにして始まり』 ケルスティン・ギア(文)遠山
明子(訳) 東京創元社ツꀀ 1900 円 13/02発行
→ロンドンのハイスクールに通うごく普通の女の子のグウェンドリ
ンは突然めまいに襲われ、過去へタイムスリップしてしまう。ラ
ブコメ要素もあるドイツ発のタイムファンタジー。
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『ケルト神話ファンタジー 炎の戦士クーフリン/黄金の騎士フィン
・マックール』 ローズマリ・サトクリフ(文)灰島 かり(訳)
筑摩書房ツꀀ 880 円 13/02発行(ちくま文庫)
→訳:金原瑞人、久慈美貴、解説:井辻朱美/03年ほるぷ出版刊の
2冊を合本し、文庫化。
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♪♪ ノンフィクション ♪♪
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=幼児以上=
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『おひなまつりのちらしずし』 平野 恵理子(文・絵) 福音館書店ツꀀ
1300 円 13/02発行
→もうすぐおひな祭り。お母さんとなおねえちゃんはちらし寿司を
作ります。お話の中で、ちらし寿司の作り方を紹介する絵本。
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『こんちゅうかくれんぼクイズ』 須田 孫七監修(文)
ひさかたチャイルドツꀀ 1200 円 13/02発行(しぜんにタッチ!)
→昆虫クイズのはじまりはじまり。どれが昆虫か分かるかな?写真
の中から、昆虫を探す写真絵本。
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=小学校中学年以上=
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『はじめて絵本 すてきなおかし作り』 福田 淳子監修(文)
おおで ゆかこ(絵) 河出書房新社ツꀀ 1600 円 13/02発行
→パンケーキ、クレープ、ブラウニー、ベイクトチーズケーキ、シ
ュークリーム、アップルパイ、プリン、バニラアイスクリームな
ど、お菓子作りの基本をイラストで分かりやすく紹介する。
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『やってみよう!はじめての工作マジック』 庄司 タカヒト(文)
舵真 秀斗(絵) 岩崎書店ツꀀ 2800 円 13/01発行
(100円ショップでそろう かんたん工作マジック1)
→100円ショップにある材料で手軽にできるマジックを10種類紹介。
イラストで分かりやすく、タネと演じ方のコツを紹介。
ツꀀ
『ビアトリクス・ポターの日記』 ビアトリクス・ポター(文・絵)
上野 和子(訳) 大日本絵画ツꀀ 3600 円 13/02発行
→『ピーターラビットのおはなし』は、どのようにして作られたの
か?ポターが16歳から綴った日記から読み解くしかけ絵本。
原書復刻版つき。
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『舟をつくる』 前田 次郎(文)関野 吉晴(写真)徳間書店ツꀀ
1600 円 13/02発行
→自然から採取したものだけで、舟を作る。インドネシア・スラウ
ェシ島の船大工たちに教えてもらいながら、丸木舟が出来上がる
までを描いた写真絵本。監修:関野吉晴
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『こんな家にすんでたら』 ジャイルズ・ラロッシュ(文・絵)千葉
茂樹(訳) 偕成社ツꀀ 1600 円 13/02発行
→世界中のいろいろな変わった家を絵で紹介。建築様式や材料、場
所、建てられた時期やエピソードも紹介する。
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『完全版 こども歴史人物新聞』 小林 隆監修(文) 世界文化社ツꀀ
1800 円 13/02発行
→卑弥呼から山中教授のノーベル賞受賞まで、見開きの新聞仕立て
で、歴史上の人物42人を紹介。
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=小学校高学年以上=
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『ジャガイモ』 津幡 道夫(文)マスリラ(絵) 大日本図書ツꀀ
3000 円 13/01発行(地球を救う! 植物)
→世界四大作物のひとつ、ジャガイモ。「地球を救う植物」として
も注目されているジャガイモを、「植物」「作物」「歴史」「そ
のパワー」の4つの観点から紹介。
ツꀀ
『よくわかる電気のしくみ』 伊藤 尚未(文) 誠文堂新光社ツꀀ
2200 円 13/01発行(子供の科学・サイエンスブック)
→電池でできる実験、電気発見の歴史、直列と並列のつなぎ方など
を分かりやすく解説し、電気とは何かを考える。簡単にできる電
気工作も紹介。
ツꀀ
『キーワード55 英単語で世界を知ろう』 共同通信社海外部編(文)
理論社ツꀀ 5500 円 13/01発行
→共同通信配信連載記事「Let’sえいGO!」から55の英単語
を選び、それぞれの単語にまつわるワールドニュースを見開きで
紹介する。
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=中学以上=
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『ローマは一日にしてならず 世界史のことば』 樺山 紘一(文)
岩波書店ツꀀ 840 円 13/02発行(岩波ジュニア新書)
→「ローマは一日にしてならず」「虎穴に入らずんば、虎児を得ず」
「西部戦線異状なし」など古今東西104の名言を取り上げ、時代背
景や人物、言葉の意味を紹介。85年刊の改版。
『カレンダー日本の天気』 高橋 浩一郎(文) 岩波書店ツꀀ 840 円
13/02発行(岩波ジュニア新書)
→1月1日から12月31日までそれぞれの日にまつわる、気象や先人たち
のエピソードを紹介する。82年刊の改版。
ツꀀ
『日本文学の古典50選』 久保田 淳(文) 岩波書店ツꀀ 860 円
13/02発行(岩浪ジュニア新書)
→上代、中古、中世、近世の時代ごとに古典作品を取り上げ、作品の
内容を紹介し、時代背景や作者についても解説。日本文学の流れを
つかむ好著。84年刊の改版。
ツꀀ
『わたしたちと世界 人を知り国を知る』 武田 清子(文)
岩波書店ツꀀ 820 円 13/02発行(岩波ジュニア新書)
→1917年生まれ、国際基督教大学名誉教授でもある著者が、世界各国
を訪れた時のエピソードや各国の人々との出会いを通して感じた思
いを綴る。83年刊の改版。
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『和歌の読みかた』 馬場 あき子(文) 岩波書店ツꀀ 820 円 13/02発行
(岩波ジュニア新書)
→自らも歌人である著者が和歌の楽しみ方を伝える。見開きに1首を取
り上げているので、どこからでも読みやすい。
共著:米川千嘉子、86年刊の改版。
ツꀀ
『何のために生まれてきたの?』 やなせ たかし(文)
PHP研究所ツꀀ 1100 円 13/02発行
→やなせたかしが作品誕生の経緯や戦争体験、下積み時代を語る。
NHKBSプレミアム「100年インタビュー」番組をまとめたもの。
『ロシアの挿絵とおとぎ話の世界』 海野 弘監修(文) パイインタ
ーナショナルツꀀ 2800 円 13/01発行
→「金のにわとりの物語」「うるわしのワシリーサ」「バーバ・ヤガ
ーの白い鳥」「魔法のうま」「マーシャとくま」「しずかなおはな
し」など美しいロシアのおとぎ話のさし絵約270点を掲載。
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『中学生の君におくる哲学』 斎藤 慶典(文) 講談社ツꀀ 1300 円
13/01発行
→「どうして勉強しなければいけないの?」「スカートの丈を短くす
ると何故叱られるの?」…。哲学者でもあり、中学の校長先生でも
ある著者が中学生たちに、哲学のはじまりになる様々な話を語る。
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♪♪ 昔話・伝記・詩 ♪♪
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=小学校中学年以上=
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『バーナムの骨』 トレイシー・E・ファーン(文)ボリス・クリコフ
(絵)片岡 しのぶ(訳) 光村教育図書ツꀀ 1500 円 13/02発行
→100年以上前、ティラノサウルスを発見した、一風変わったアメリ
カ人の化石ハンター、バーナム・ブラウンの生涯を描いた伝記絵本。
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■ 今週の一冊 ■
今週は何点かご紹介したい本があります。
まずは「てんじつき さわるえほん」3冊。
偕成社刊『ノンタンじどうしゃブッブー』と、こぐま社刊『こぐま
ちゃんとどうぶつえん』、小学館刊『さわるめいろ』です。
点字つき絵本の出版と普及を考える会10周年記念企画として、この
たびこの3冊が出版されました。
これらは目の見える子も、見えない子もみんなで楽しめる工夫がい
っぱいの絵本です。ぜひ直接手にとって「へぇ~」と驚いて、楽し
んでほしいです。
店頭で見ていると子どものほうが抵抗なく「おもしろい!」と見て
いるようです。デコボコした手触りの感触を楽しんでいます。
次は『じゃんけんのすきな女の子』です。
本書は、皆さんもきっとよくご存知『なぞなぞのすきな女の子』の
姉妹編にあたります。
40年もの時を経て、今なぜ姉妹編? と思いますが、読んでみれば
そういうことはどうでもいいい!! とにかく単純に、愉快なお話
です。なんでもかんでも、じゃんけんで決めようとする女の子がお
かしいです。こういう子、どこかにいそうな気もします。 (す)
ツꀀ もう1冊ご紹介の本は、『舟をつくる』です。
舟を作る過程を描いた写真絵本なのですが、なんとこの「舟作り」
木を切るためのオノやナタ、ノミなどの工具から作ります。しかも
材料の鋼を砂鉄から集めて作るという徹底ぶり。
この何とも変わった「舟作り」を提案したのは探検家でもあり、文
化人類学者でもあり、5万キロにおよぶ、「グレートジャーニー」
の旅を達成した関野吉晴さん。
関野さんの思いに賛同した大学の学生たちと共に、すべて手作り
で舟を作り上げ、出航するまでの様子を写真で綴ります。
何でここまでして…??と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、
現代人である私たちが忘れてしまった、見失ってしまった、大切な
何かを考えるひとつのきっかけになるかもしれません。
それにつけても、この学生たちは一生モノの経験をしただろう
なあと、ちょっとだけうらやましくもなりました。 (く)