2013年1月27日~2月2日入荷分
■ 今週のおすすめ ■
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♪ 絵本 ♪ 6点
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『スキャリーおじさんのたのしいものしりえほん』BL出版
『ドズワースの世界めぐり ニューヨークぐるぐる』
ひさかたチャイルドツꀀ
『どどのろう』岩崎書店
『ぎょうれつ』偕成社
『メルリック まほうをなくしたまほうつかい』光村教育図書
『おれはワニだぜ』文研出版
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♪ フィクション ♪ 5点
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『ジャングル村はちぎれたてがみで大さわぎ!』くもん出版
『あいうえおのせきがえ』くもん出版
『クレイジー・サマー』鈴木出版
『狛犬の佐助 迷子の巻』ポプラ社ツꀀ
『かなりや』ポプラ社
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♪ ノンフィクション ♪ 13点
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『かがくのえほん からだのふしぎ』文研出版
『デザインあ 解散!』小学館
『体からみえる虫の能力』誠文堂新光社
『町のまわりで観察 春夏』アリス館
『探検! 発見! ミクロのふしぎ』少年写真新聞社
『名探偵コナン推理ファイル 地図の謎』小学館
『毎日小学生新聞のなるほどニュース新発見!』毎日新聞社
『目でみることば』東京書籍
『わたしは目で話します』偕成社
『決定版日本の雛人形 江戸・明治の雛と道具六〇選』淡交社
『佐々木マキ見本帖』絵本館
『開発と破壊 生活をこわされる子どもたち』絵本塾
『散文』晶文社
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♪ 昔話・伝記・詩 ♪ 4点
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『イソップのおはなし』岩波書店
『マリアンは歌う』光村教育図書ツꀀ
『ぼくはぼく』童話屋
『写真』晶文社ツꀀ
■ 今週のおすすめ ■
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♪♪ 絵本 ♪♪
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=幼児以上=
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『スキャリーおじさんのたのしいものしりえほん』 リチャード・
スキャリー(文・絵)ふしみ みさを(訳) BL出版ツꀀ 1700 円
13/02発行
→朝のしたく、学校の生活、町の様子…ネコのハックルやみみず
のローリーと一緒に様々な言葉を覚えよう。英語も含め約700語
収録。
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『ドズワースの世界めぐり ニューヨークぐるぐる』 ティム・イ
ーガン(文・絵)まえざわ あきえ(訳) ひさかたチャイルドツꀀ
1300 円 13/01発行
→ドスワースは、ワクワクしながら世界旅行に出発します。ところ
が、ホッジスさんのアヒルのダックンが勝手に付いて着てしまい
ました。
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『どどのろう』 穂高 順也(文)こばやし ゆかこ(絵)
岩崎書店ツꀀ 1300 円 13/02発行(えほんのぼうけん)
→三つの願いを叶えてくれると言伝えがある泥人形「どどのろう」。
ある時、旅人がどどのろうを見つけ一つ目の願いをつぶやく。
次にどどのろうを見つけたのは、悪者二人組。
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『ぎょうれつ』 中垣 ゆたか(文・絵) 偕成社ツꀀ 1200 円
13/02発行
→何の行列?どんどん並んでる…。ページをめくると絵巻のよう
に、人々がどんどん並び繋がって、なぜ並んでいたかが最後の
ページで分かります。本書が初めての絵本。
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『メルリック まほうをなくしたまほうつかい』 デビッド・マッ
キー(文・絵)なかがわ ちひろ(訳) 光村教育図書ツꀀ 1400 円
13/01発行
→メルリックは、お城で働く魔法使い。王様のご用のないときに
は、町の人たちのために魔法を使います。ある時、メルリック
の魔法が使えなくなり、さあ大変。
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『おれはワニだぜ』 渡辺 有一(文・絵) 文研出版ツꀀ 1300 円
13/01発行(えほんのもり)
→おれはクロコダイルのワニ。ワニの中では一番大きくて恐ろし
いんだ。ところがある日、生け捕りにされ芸をするはめに。怒
ったおれは鎖を引きちぎり…。
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♪♪ フィクション ♪♪
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=小学校低学年以上=
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『ジャングル村はちぎれたてがみで大さわぎ!』 赤羽 じゅんこ
(文)はやし ますみ(絵) くもん出版ツꀀ 1200 円 13/01発行
(ことばって、たのしいな!)
→ジャングル村の郵便配達ジジは、おしゃべりに夢中になってし
まい、配達そっちのけ。リスザルのふたりが代わりに配達しよ
うとしたけれど、手紙がふたつにちぎれていて、さあ大変。
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『あいうえおのせきがえ』 宮下 すずか(文)いとう のぶや
(絵) くもん出版ツꀀ 1200 円 13/01発行
(ことばって、たのしいな!)
→もんちゃんの部屋にかかっている「あいうえお」の表。小学校
に入ってもんちゃんにあまり見てもらえなくなった文字たちは、
夜中に飛び出して、席替えを始めます。ことば遊びの読み物。
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=小学校高学年以上=
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『クレイジー・サマー』 リタ・ウィリアムズ=ガルシア(文)
代田 亜香子(訳) 鈴木出版ツꀀ 1600 円 13/01発行
(鈴木出版の海外児童文学)
→人種差別撤廃運動が盛んだった頃の米国を背景にした、ある黒
人家族のひと夏の物語。7年間ずっと会ってなかったお母さんの
住む場所へ、2人の妹と向かった11歳のデルフィーンは…。
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『狛犬の佐助 迷子の巻』 伊藤 遊(文)岡本 順(絵) ポプラ社ツꀀ
1300 円 13/02発行(ノベルズ・エクスプレス)
→明野神社の狛犬には、作った石工の親方と弟子の佐助の魂が宿っ
ている。ふたりはしょっちゅう会話をしているが、言葉が聞こえ
るのは6歳までの子どもと100歳以上の老人。
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=中学以上=
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『かなりや』 穂高 明(文) ポプラ社ツꀀ 620 円 13/02発行
(ポプラ文庫)
→東北の小さな町を舞台にした短編連作。和尚の祖父を手伝ってい
る高校生の広海、引越してきたサチらを中心に人のつながりを感
じるやさしい眼差しの小説。08年同社刊の文庫化。
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♪♪ ノンフィクション ♪♪
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=小学校低学年以上=
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『かがくのえほん からだのふしぎ』 村山 哲哉(文)渡辺 博之
(絵) 文研出版ツꀀ 1500 円 13/01発行(えほんのもり)
→「お腹がすくとどうしてお腹が鳴るの?」「虫歯はどうしてでき
るの?」「人間にはどうしてしっぽがないの?」体にまつわる様
々な質問にイラストと簡単な解説で答える。
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『デザインあ 解散!』 小学館ツꀀ 1300 円 13/02発行
→NHK Eテレの教育番組「デザインあ」の中の人気コーナー「
解散!」を写真で紹介したもの。「解散!」は、身の回りにある
モノを分解するユニークなコマ撮りアニメ。
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=小学校中学年以上=
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『体からみえる虫の能力』 石井 誠(文)石井 誠(写真)
誠文堂新光社ツꀀ 1400 円 13/01発行(昆虫びっくり観察術2)
→虫たちが、外敵から身を守るためにどんな風に体を変化させるの
か?具体的な例を写真で紹介する。
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『町のまわりで観察 春夏』 寒竹 孝子(文)吉野 俊幸(写真)
アリス館ツꀀ 2600 円 13/01発行(鳥の自由研究)
→カワセミ、シジュウカラ、スズメ、ツバメ、カルガモなど春や夏
にかけて町で見られる鳥の子育てや渡りを観察し美しい写真で紹
介。絵:高橋和枝
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『探検! 発見! ミクロのふしぎ』 近藤 俊三(文)
少年写真新聞社ツꀀ 2000 円 13/02発行
→電子顕微鏡で見る植物や動物、食塩が水に溶ける様子やシャープ
ペンの芯や書いた文字、発酵の様子など。1000ミリ分の1のミク
ロの世界を顕微鏡画像で紹介
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=小学校高学年以上=
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『名探偵コナン推理ファイル 地図の謎』 太田 弘監修(文)
小学館ツꀀ 900 円 13/02発行(小学館学習まんがシリーズ)
→コナンの2つのまんがを楽しみ、コラムを読みながら、地図の見
方、種類、歴史を知る。カバー裏に「世界の標準時と日本との時
差」を掲載。
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『毎日小学生新聞のなるほどニュース新発見!』 毎日小学生新聞編
(文) 毎日新聞社ツꀀ 1300 円 13/01発行
→「夏休みの期間は誰が決めるの?」「IMFや世界銀行の総会っ
て?」「ノンアルコールビールは子どもも飲めるの?」「土用の
丑の日ってなに?」年中行事から世の中のしくみまで、素朴な疑
問に答える。
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『目でみることば』 おかべ たかし(文)山出 高士(写真)
東京書籍ツꀀ 1300 円 13/02発行
→「阿吽の呼吸」「阿漕」「いたちごっこ」「瓜二つ」…40の言葉
の意味や由来を文章とユニークな写真で紹介する写真集。
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=中学以上=
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『わたしは目で話します』 たかお まゆみ(文) 偕成社ツꀀ 1200 円
13/02発行
→聾学校で、教員を勤めた後、スイスに渡り、帰国後、翻訳活動を
始めた著者。09年に難病ALSを発病し、身体の自由を奪われる
も、文字盤を使い目の動きだけで、書き上げた渾身の書。
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『決定版日本の雛人形 江戸・明治の雛と道具六〇選』 是澤 博昭
(文)大屋 孝雄(写真)淡交社ツꀀ 2000 円 13/02発行
→江戸中期から明治にかけて作られた全国の雛人形60点を美しい写
真と解説で紹介。後半には雛祭りと雛人形の歴史を時代ごとに紹
介。
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『佐々木マキ見本帖』 佐々木 マキ(文・絵) 絵本館ツꀀ 2000 円
13/01発行
→イラストレーション、絵本、マンガのカラーのカットや主要作品
についてのインタビューで、佐々木マキの45年間の仕事を紹介。
ツꀀ
『開発と破壊 生活をこわされる子どもたち』 アムネスティ・イ
ンターナショナル日本(文) 絵本塾ツꀀ 2800 円 13/01発行
(続・世界の子どもたちは今)
→教育や医療はもちろん命の危険にもさらされている世界各国の
子どもたち。その現状をイラストや写真で分かりやすく解説。
本書では原油流出や鉱山開発での環境破壊、児童労働、少年兵
をとりあげる。
ツꀀ
『散文』 谷川 俊太郎(文) 晶文社ツꀀ 1800 円 13/02発行
→「旅」「季節」「聴く」「見る」「思う」「言葉」の章立てで
まとめられた詩人の文章。あとがきによると「散漫な文章であ
り、散々な文章である。」とのことだが、果たして?
72年同社刊の改版。
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♪♪ 昔話・伝記・詩 ♪♪
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=幼児以上=
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『イソップのおはなし』 バーバラ・マクリントック再話(文・絵)
福本 友美子(訳) 岩波書店ツꀀ 1300 円 13/01発行
→19世紀風の衣装を着た動物たちが、劇場仕立てでお話を語ると
いう構成で、イソップのお話を紹介。「キツネとカラス」「キ
ツネとツル」「オオカミとツル」など9話収録。
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=小学校中学年以上=
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『マリアンは歌う』 パム・ムニョス・ライアン(文)ブライアン・
セルズニック(絵)もりうち すみこ(訳) 光村教育図書ツꀀ
1600 円 13/01発行
→1897年アメリカで生まれたマリアン・アンダーソン。100年に一
度と称される歌声を持った彼女は黒人であるが故に国内で様々な
差別を受ける。マリアンの生涯を綴った伝記絵本。
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=小学校高学年以上=
ツꀀ
『ぼくはぼく』 谷川 俊太郎(文) 童話屋ツꀀ 1250 円 13/01発行
→毎日新聞2012年1月4日掲載の「赤んぼの気持ち」を含む50編を
収めたアンソロジー。主に子どもとその未来について、平和に
ついてをうたったもの。
ツꀀ
『写真』 谷川 俊太郎(文)谷川 俊太郎(写真)晶文社ツꀀ
1600 円 13/02発行
→詩人である著者が撮った写真52枚に、短い言葉を添えた。何気
ない風景が見せる、揺らぎの瞬間。解説:飯沢耕太郎
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■ 今週の一冊 ■
ツꀀ 今週の一冊は、伝記絵本『マリアンは歌う』です。
1897年にフィラデルフィアで生まれたマリアンは、世界的指揮者
トスカニーニから「百年に一度の歌声」と称えられつつも、黒人
であるが故に、アメリカ国内で様々な人種差別を受けます。
音楽学校へ入学を拒絶されたマリアンは、教会員たちの支援を受
け、やがてヨーロッパに渡り、各地で大喝采を浴びます。
世界が認める歌声のマリアンでしたが、アメリカ国内では大ホ
ールでのコンサートを阻止され、リンカーン大統領の坐像の前で
歌うという前例のない野外コンサートを開きます。
マリアンは、この坐像の前でこのあと2回歌うことになりますが、
その3回目は、あのキング牧師のワシントン大行進の時でした。
人種差別の闘いの大きなうねりの時代、自らの歌声だけで静かな
、しかし力強い闘いを続けたマリアン。
彼女の歌声は、やがて後に続く黒人音楽家たちの道を着実に開い
ていきました。
ドラマティックな物語もさることながら、この絵本をより力強く
しているのはその絵です。
絵本の中から、まるでマリアンの歌声が聞こえてくるようです。
高学年だけでなく、中学や高校生にも読み聞かせしたいと思いまし
た。
ぜひ、絵本の中からマリアンの歌声を聴いてみてください。
(く)