サントリーウィスキーのアンクルトリスで有名な柳原良平さんは、私たちにとっては楽しい乗り物絵本(特に船!)と、赤ちゃん絵本の作家として親しみ深い方でした。8月17日に84歳でお亡くなりになったというニュースを聞いて、とても寂しく思います。
一つ一つ丁寧に作られた切り絵は、シンプルながら原画でみるととても手がこんでいて驚いたものです。「かおかおどんなかお」も「ゆめにこにこ」も「やさいだいすき」も、柳原さんの絵はいつもくりっとしたまん丸い目玉が読者の目をきっちりととらえて、お話の中に引き込んでいく気がします。これらの本は、これからもずっと、幼い読者の心をつかむ作品であり続けるでしょう。まだ柳原さんの絵本に出会っていない方は、ぜひこの機会に手に取ってご覧くださいね!