翻訳家で児童文学の研究者でもあった灰島かりさんが、今月14日に亡くなられました。突然の訃報に、まだ信じられない気持ちです。先日BL出版からコールデコットの本が出たばかりで、また久しぶりにお招きしてお話を伺いたいと考えていたところだったのですが…。
現在、ナルニア国店内にある灰島さんのご著書を集めてフェアを行っていますが、こうしてみると、灰島さんが「おもしろい!」と思われた本のカラーが見えてくる気がします。とてもチャーミングな明るいお人柄で、ナルニア国で何度かご講演をいただいた時のいきいきとしたお話の様子が思い出されて、ちょっぴり悲しく、また懐かしくなりました。たくさんの素敵な本をご紹介くださった灰島さんに、心から感謝します!
スタッフKのイチオシ・3冊
『ケルトの白馬』ローズマリ・サトクリフ作/灰島かり訳/ほるぷ出版 1400円+税
『猫語の教科書』ポール・ギャリコ作/スザンヌ・サース写真/灰島かり訳/ちくま文庫 580円+税
『靴を売るシンデレラ』ジョーン・バウアー作/灰島かり訳/小学館 1500円+税