2012年9月2日~9月8日入荷分 

■ 今週のおすすめ ■
ツꀀ ♪ 絵本 ♪ 8点 ツꀀ
『いちじくにんじん』福音館書店
『べんとうべんたろう』偕成社
『おやすみ、はたらくくるまたち』ひさかたチャイルド
『うれしいさんかなしいさん』地方小出版流通センタ
『できそこないのおとぎばなし』童心社
『わたしのくつ』ポプラ社
『おおあたりぃ~』講談社ツꀀ
『雪の結晶』グラフィック社 ツꀀ

♪ フィクション ♪ 7点 ツꀀ
『とくんとくん』福音館書店ツꀀ
『かかしのトーマス』さ・え・ら書房ツꀀ
『少年探偵カケルとタクト2 消えた優勝カップ』                     幻冬舎ルネッサンス
『世界一かわいげのない孫だけど…』ポプラ社
『刺のある樹 仁木兄妹の事件簿』ポプラ社ツꀀ
『天のシーソー』ポプラ社
『子どものための美しい国』晶文社 ツꀀ

♪ ノンフィクション ♪ 5点 ツꀀ
『おどろきの瞬間!?大図鑑』PHP研究所
『原子力がわかる事典』PHP研究所
『保育園・幼稚園で働く人たち』ぺりかん社ツꀀ
『愛のうらおもて』あすなろ書房ツꀀ
『たのしさいっぱい! 消しゴムはんこの図案集』ブティック社 ツꀀ

♪ 昔話・伝記・詩 ♪ 1点 ツꀀ
『ジャックと豆の木 イギリスの昔話』福音館書店   

■ 今週のおすすめ ■
ツꀀ ♪♪ 絵本 ♪♪ ツꀀ
=幼児以上= ツꀀ
『いちじくにんじん』 千里子ども図書室案(文)ごんもり   なつこ(絵) 福音館書店ツꀀ 700 円 12/09発行  (0.1.2.えほん)  →「いちじく にんじん さんしょに しいたけ…」わらべうたを絵本にしたもの。07年同社刊のハードカバー化。 ツꀀ

『べんとうべんたろう』 中川 ひろたか(文)酒井 絹恵(絵)  偕成社ツꀀ 1200 円 12/09発行  →ぼくはべんとうべんたろう。エリーゼちゃんのために、おいしいお弁当を作ることにした…。中川ひろたかのだじゃれが   炸裂する。 ツꀀ

『おやすみ、はたらくくるまたち』 シェリー・ダスキー・リン  カー(文)トム・リヒテンヘルド(絵)福本 友美子(訳)  ひさかたチャイルドツꀀ 1300 円 12/09発行  →広い広い工事現場でせっせと働く車たち。朝からずっと働いて、今日の仕事もそろそろおしまい。寝場所へ帰り、そっと   目を閉じる。おやすみ、はたらく車たち…。 ツꀀ

『うれしいさんかなしいさん』 まつおか きょうこ(文・絵)  地方小出版流通センタツꀀ 1000 円 12/09発行  →ある出来事で瞬時に「うれしいさん」は「かなしいさん」に、 「かなしいさん」は「うれしいさん」に変化する。その繰り返しが重なって、最後はみんな「うれしいさん」!ページをめくる楽しさに溢れた絵本。   発行:東京子ども図書館 ツꀀ

『できそこないのおとぎばなし』 いとう ひろし(文・絵)  童心社ツꀀ 1300 円 12/09発行(絵本・こどものひろば)  →お母さんに買い物を頼まれた。でも、ついてない、妹がついてきたんだ。妹はいつもつまらないおとぎ話を作って遊んでる。買い物の最中も…。 ツꀀ

『わたしのくつ』 柴田 愛子(文)まるやま あやこ(絵)  ポプラ社ツꀀ 1300 円 12/09発行(からだとこころのえほん)  →お母さんがお花の模様の欲しかったくつを買ってくれました。うれしくてたまらないかおる。幼稚園に行っても、汚れるのが嫌で外で遊びません…。 ツꀀ

『おおあたりぃ~』 村上 しい子(文)かつらこ(絵) 講談社ツꀀ  1500 円 12/09発行(講談社の創作絵本)  →お昼のファミレスで、大当たり!商店街の福引で大当たり!ペットショップでカバがもらえた大当たり!いろんな大当たりの最後は…。 ツꀀ

=小学校中学年以上= ツꀀ
『雪の結晶』 ジェニファー・プレストン・シュシュコフ(文)  エフゲニア・イエリヤツカヤ(絵) グラフィック社ツꀀ 2200 円   12/09発行  →「雪の写真家ベントレー」の物語を織り交ぜながら、雪の結晶を集めた、美しいしかけ絵本。

ツꀀ ♪♪ フィクション ♪♪
ツꀀ =小学校低学年以上= ツꀀ
『とくんとくん』 片山 令子(文)片山 健(絵) 福音館書店ツꀀ  1200 円 12/09発行(ランドセルブックス)  →取り壊されることになった水族館。遊びに来たかなこは、ガランとした水族館の中でひとりの男の子に会う。「とくんとくん」という名前の男の子。ふたりは電車に乗ってひすい湖に向かう…。

ツꀀ =小学校中学年以上= ツꀀ
『かかしのトーマス』 オトフリート・プロイスラー(文)ヘル  ベルト・ホルツィング(絵)吉田 孝夫(訳) さ・え・ら書房ツꀀ  1200 円 12/09発行  →お百姓のトビアスは、キャベツ畑にかかしをたてました。「トリビックリ・トーマス」と名づけられたそのかかしは、お月様の話を聞くうちにこの小さな畑から出て、広い世界を夢みるようになります。 ツꀀ

『少年探偵カケルとタクト2 消えた優勝カップ』 佐藤 四郎  (文) 幻冬舎ルネッサンスツꀀ 1200 円 12/09発行  →カケルとタクトの通う山田小学校で、運動会が行われた。接 戦の末、カケルの赤組は負けて、優勝カップは白組のもとに。翌日学校へ行くと、ガラスが割られカップが消えていた…。 ツꀀ

=小学校高学年以上= ツꀀ
『世界一かわいげのない孫だけど…』 荒井 寛子(文)勝田   文(絵) ポプラ社ツꀀ 1300 円 12/09発行  (ノベルズ・エクスプレス)  →東京から祖母の暮らす田舎に引越してきた小学5年の美波は、全てに苛立っていた。嫌味ばかりの祖母、おせっかいなクラスメート。でも演劇部に入部し、落語をすることになり変化が訪れ…。

ツꀀ =中学以上= ツꀀ
『刺のある樹 仁木兄妹の事件簿』 仁木 悦子(文) ポプラ社ツꀀ  620 円 12/09発行(ポプラ文庫ピュアフル)  →解説:日下三蔵 ツꀀ

『天のシーソー』 安東 みきえ(文) ポプラ社ツꀀ 560 円   12/09発行(ポプラ文庫ピュアフル)  →小学5年のミオと、その妹ヒナコの日々を描く連作短編。山姥ならぬ「マチンバ」との攻防、近所の小さな男の子たちの「   約束」…。大人が振り返る子どもの頃の思い出のようなひとこまを鮮やかに切り取る。解説:梨木香歩 ツꀀ

『子どものための美しい国』 ヤヌシュ・コルチャック(文)中  村 妙子(訳) 晶文社ツꀀ 3200 円 12/09発行  →父王の死によって、幼くして王位についたマット。マットは、子どもたちの夢を実現する国家を作るために改革に乗り出す。ところが、スパイや親友の裏切りにより混乱していく国内。   ヤヌシュ・コルチャックによる童話。

ツꀀ ♪♪ ノンフィクション ♪♪ ツꀀ
=小学校高学年以上= ツꀀ
『おどろきの瞬間!?大図鑑』 伊地知 国夫監修(文) PHP  研究所ツꀀ 2800 円 12/09発行  →牛乳がはね返った瞬間にできるミルククラウン、水の入った風船が割れる前の瞬間、虫の顔や羽の拡大など、カメラが捕らえた驚きの瞬間の写真を収録。撮影の仕方も紹介。 ツꀀ

『原子力がわかる事典』 原子力教育を考える会監修(文)  PHP研究所ツꀀ 2800 円 12/09発行  →原子や放射線についてから、原子力発電のしくみと問題点まで、イラストや写真を使い分かりやすく解説。1冊で原子力と原発が大変理解しやすくまとまっている。 ツꀀ

=中学以上= ツꀀ
『保育園・幼稚園で働く人たち』 木村 明子(文) ぺりかん社ツꀀ  1900 円 12/09発行(しごと場見学!)  →保育園、幼稚園の一日やそれぞれで働く人々をインタビューし、仕事を紹介。なるために必要な資格や学校も紹介する。 ツꀀ

『愛のうらおもて』 松田 哲夫編(文) あすなろ書房ツꀀ  1800 円 12/09発行(中学生までに読んでおきたい哲学1)  →19の「愛」にまつわる短編を集めたアンソロジー。向田邦子「ゆでたまご」、寺山修司「愛され方」、吉行淳之介「嫉妬 について」など。 ツꀀ

『たのしさいっぱい! 消しゴムはんこの図案集』  ブティック  社ツꀀ 838 円 12/10発行(レディブティックシリーズ)  →9人の消しゴムはんこ作家のアイディア作品と図案をカラーで掲載。巻末に消しゴムはんこの彫り方とポイント別彫り方のテクニックも紹介。

ツꀀ ♪♪ 昔話・伝記・詩 ♪♪ ツꀀ
=幼児以上= ツꀀ
『ジャックと豆の木 イギリスの昔話』 ジョン・シェリー再話  (文)ジョン・シェリー(絵)おびか ゆうこ(訳)  福音館書店ツꀀ 1400 円 12/09発行(世界傑作絵本シリーズ イギリスの絵本)  →昔あるところに、母親とジャックという名前の息子がいました。あるとき、ジャックは牝牛を市場に売りに行きますが、5つの豆と交換してしまいます…。   イギリスの昔話を再話した絵本。

ツꀀ ■ 今週の一冊 ■

 今週の1冊は、東京子ども図書館の『うれしいさん かなしいさん』です。松岡享子さんの、なんと初めての創作絵本です。
 表紙はにっこり笑顔の「うれしいさん」、裏表紙は泣き顔の「か  なしいさん」。この絵本は前から読んで、後ろから読んで、まん  中で「うれしいさん」と「かなしいさん」が出会うおはなしです。
 まん中で、ふたりが出会った後に、見開き4ページの公園でこぐまたちが、遊んでいるページがでてきますが、『とこちゃんはど こ?』のように、大勢のこぐまたちの中から「うれしいさん」と「かなしいさん」を探すのも楽しいですね。ちなみのこの「こぐま」のさし絵を描いたのも松岡享子さんです。
 この絵本の収益金は、東京子ども図書館が実施している“3.11からの出発”事業のために用いられます。
 絵本と共に、東北の子どもたちにも笑顔の「うれしいさん」の輪が広がりますように。  (く)