2012年8月26日~9月1日入荷分
■ 今週のおすすめ ■
ツꀀ ♪ 絵本 ♪ 7点 ツꀀ
『りんご畑の12か月』講談社
『102ひきのねずみ』金の星社ツꀀ
『でんしゃはっしゃしまーす』偕成社
『じっちょりんとおつきさま』文渓堂
『ポンテとペッキとおおきなプリン』文渓堂
『はしれトロッコれっしゃ』教育画劇ツꀀ
『羅生門』金の星社ツꀀ
♪ フィクション ♪ 13点 ツꀀ
『おかあさんの手』講談社
『大造じいさんと雁』岩崎書店
『ゆうれい回転ずし 本日オープン!』講談社
『俊介とおばあちゃんの竜天山』銀の鈴社
『ママとあたしの通信簿』朝日学生新聞社
『リックとさまよえる幽霊たち』偕成社
『神様のみなしご』角川春樹事務所
『パンとバラ ローザとジェイクの物語』偕成社ツꀀ
『雲の王』主婦の友社ツꀀ
『ハリー・ポッターと秘密の部屋 2‐1』静山社ツꀀ
『ハリー・ポッターと秘密の部屋 2‐2』静山社ツꀀ
『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 3‐1』静山社ツꀀ
『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 3‐2』静山社
ツꀀ ♪ ノンフィクション ♪ 10点 ツꀀ
『お母さんのいない夜』復刊ドットコム
『職人の手わざ』かもがわ出版ツꀀ
『働くクルマ』日本文芸社ツꀀ
『世界の国旗と国章大図鑑 四訂版』平凡社ツꀀ
『この気持ちいったい何語だったらつうじるの?』イースト・プレスツꀀ
『だれでも一度は、処女だった。』イースト・プレス
『ゴリラは語る』講談社ツꀀ
『折り紙への招待』創元社ツꀀ
『演劇ほど面白いものはない』PHP研究所ツꀀ
『ふしぎ不思議の理科教室 楽しくできる実験と工作』東京書籍 ツꀀ
■ 今週のおすすめ ■
ツꀀ ♪♪ 絵本 ♪♪ ツꀀ
=幼児以上= ツꀀ
『りんご畑の12か月』 松本 猛(文)中武 ひでみつ(絵) 講談社ツꀀ 1400 円 12/08発行(講談社の創作絵本) →1月から12月までの、やすおじさんのりんご農園の様子をぼくが絵日記で綴る。りんご農家の工夫と苦労が描かれた絵本。 ツꀀ
『102ひきのねずみ』 はせがわ かこ(文・絵) 金の星社ツꀀ 1300 円 12/08発行 →のねずみのチューチュさん夫婦には100人の元気な子ねずみが います。食事のしたくも102匹分。ある日、ジャムを作るためみんなでイチゴ畑に出かけますが…。 ツꀀ
『でんしゃはっしゃしまーす』 まつおか たつひで(文・絵) 偕成社ツꀀ 1000 円 12/09発行 →ゴトゴトン。ゴトゴトン。あかりちゃんの電車が発車します。からすにねずみさん、お客さんは次々増えていきます。公園 や池をぬけて、クサイチゴのしげみに到着…。 ツꀀ
『じっちょりんとおつきさま』 かとう あじゅ(文・絵) 文渓堂ツꀀ 1300 円 12/09発行 →とても小さなじっちょりん家族は、お月見の「おたのしみの み」を作るために公園に出かけます。やがてお月見の夜、こっちょりんやたっちょりん、他の家族も次々に集まりお月見会を始めます。 ツꀀ
『ポンテとペッキとおおきなプリン』 仁科 幸子(文・絵) 文渓堂ツꀀ 1500 円 12/09発行 →ペッキとポンテはふたごのねずみです。あるとき二人は、野原で大きなプリンを見つけます。夢中で食べていると次々み んなが現われて…。
『はしれトロッコれっしゃ』 西片 拓史(文・絵) 教育画劇ツꀀ 1100 円 12/08発行 →こうくんは列車が大好き。ある時、草むらの向こうにあった 小さな駅のくまさんに頼まれて、トロッコ列車の一日車掌さんになります。 ツꀀ
=小学校中学年以上= ツꀀ
『羅生門』 日野 多香子(文)早川 純子(絵) 金の星社ツꀀ 1300 円 12/08発行 →京の都の羅生門。母に捨てられたゆきまろは、盗賊の子分に なり荒れすさんでいく。鬼の姿になったゆきまろだが、ひとりの老婆に出会い…。今昔物語集に題材を取った創作。
ツꀀ ♪♪ フィクション ♪♪ ツꀀ
=小学校低学年以上= ツꀀ
『おかあさんの手』 まはら 三桃(文)長谷川 義史(絵) 講談社ツꀀ 1100 円 12/08発行(どうわがいっぱい) →お母さんの手は魔法の手。おいしいお団子を作ってくれたり、助産師さんとして赤ちゃんをとりあげたり…。あったかくて柔らかいお母さんの手。 ツꀀ
『大造じいさんと雁』 椋 鳩十(文)網中 いづる(絵) 岩崎書店ツꀀ 1000 円 12/09発行 (1年生からよめる日本の名作絵どうわ) →低学年にも読みやすいように大きめの活字にルビ付きで名作童話を編集し、紹介するシリーズ。本書は椋鳩十の『大造じいさんと雁』を用語の解説付きで紹介。編:宮川健郎 ツꀀ
=小学校中学年以上= ツꀀ
『ゆうれい回転ずし 本日オープン!』 佐川 芳枝(文)やぎ た みこ(絵) 講談社ツꀀ 1400 円 12/08発行 (わくわくライブラリー) →天界料理組合は、突然死んでしまった料理人の集まり。機会を見ては、下界に下りて店を開くことができる。一平は突然の事故で天界に行った寿司職人。ある日、下界に下りる許可が出て…。 ツꀀ
『俊介とおばあちゃんの竜天山』 中村 千鶴子(文)有賀 忍 (絵) 銀の鈴社ツꀀ 1200 円 12/07発行(鈴の音童話) →田舎に住んでいたおばあちゃんが、俊介の家で暮らすことになった。マンションの中で、次第に元気をなくすおばあちゃん。やがておばあちゃんはグループホームに入ることになったが…。 ツꀀ
=小学校高学年以上= ツꀀ
『ママとあたしの通信簿』 結城 乃香(文)暁月 まろん(絵) 朝日学生新聞社ツꀀ 1000 円 12/08発行 →とびきり綺麗なママとお兄ちゃんと5年生のあずさは3人暮らし。パティシエだったパパは、遠い所に仕事に行ったきり長いこと帰ってきていない。ある日、ママが重大決意をするが…。朝日小学生新聞連載小説。 ツꀀ
『リックとさまよえる幽霊たち』 エヴァ・イボットソン(文) 三辺 律子(訳) 偕成社ツꀀ 1300 円 12/09発行 →幽霊の男の子・おそろしのハンフリーは、ちっとも怖ろしくないのが悩み。幽霊の家族に囲まれて幸せに暮していたが、 住み着いている城がリゾート開発されることになり…。 著者デビュー作。 ツꀀ
=中学以上= ツꀀ
『神様のみなしご』 川島 誠(文) 角川春樹事務所ツꀀ 1500 円 12/04発行 →養護施設・愛生園の一癖もふた癖もある、個性的な少年少女の物語。傍目からは悲惨な状況の中で、前を向いて生きる姿は力強い。子どものリアルが描かれる。
『パンとバラ ローザとジェイクの物語』 キャサリン・パター ソン(文)岡本 浜江(訳) 偕成社ツꀀ 1600 円 12/09発行 →1912年米国でおこった歴史的事実「イタリア人移民労働者たちのストライキ」にもとづいて書かれた物語。ストライキには興味のなかったジェイクとローザも、否応なく巻き込まれていきます。 ツꀀ
『雲の王』 川端 裕人(文) 主婦の友社ツꀀ 1500 円 12/07発行 →気象台勤務の美晴は10代の頃両親を亡くし、今は息子の楓大(ふうた)と2人暮らし。音沙汰なしだった兄からの手紙には謎の地名が記されていて…。天気を読める能力を持つ一族をめぐる物語。読み終わった後、空を見上げて、雲の流れを眺めたくなる。 ツꀀ
『ハリー・ポッターと秘密の部屋 2‐1』 J・K・ローリング (文)松岡 佑子(訳) 静山社ツꀀ 620 円 12/09発行 (静山社文庫) →00年同社刊を2分冊したもの。
『ハリー・ポッターと秘密の部屋 2‐2』 J・K・ローリング (文)松岡 佑子(訳) 静山社ツꀀ 580 円 12/09発行 (静山社文庫) →00年同社刊を2分冊したもの。 ツꀀ
『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 3‐1』 J・K・ロー リング(文)松岡 佑子(訳) 静山社ツꀀ 680 円 12/09発行 (静山社文庫) →01年同社刊を2分冊にしたもの。 ツꀀ
『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 3‐2』 J・K・ロー リング(文)松岡 佑子(訳) 静山社ツꀀ 640 円 12/09発行 (静山社文庫) →01年同社刊を2分冊にしたもの。 ツꀀ
♪♪ ノンフィクション ♪♪ ツꀀ
=小学校低学年以上= ツꀀ
『お母さんのいない夜』 五味 恭子(文)落合 稜子(絵) 復刊ドットコムツꀀ 2000 円 12/09発行 (こどものりょうりえほん2) →簡単な料理の作り方をイラストで紹介する料理絵本。ここでは中華スープ、チャーハン、ホットドックなどを紹介。 共著:碧海西癸、松田直子、絵:田中恒子/77年主婦の友社刊を底本に復刊。 ツꀀ
=小学校高学年以上= ツꀀ
『職人の手わざ』 こどもくらぶ(文) かもがわ出版ツꀀ 2500 円 12/09発行(工場の底力1) →世界でも高い評価を受けている日本のものづくり。このシリーズでは、「ものづくり」を続ける全国の様々な中小工場を 紹介。本書では、3つの工場の名職人とその仕事を紹介する。 ツꀀ
『働くクルマ』 デュマデジタル編(文) 日本文芸社ツꀀ 1300 円 12/09発行 →ブルドーザーやパトロールカーなど身近な車から、特殊車両まで働く車を写真で紹介。運転席からの写真やレバーの動かし方など詳しい部分まで紹介している。 ツꀀ
『世界の国旗と国章大図鑑 四訂版』 苅安 望(文) 平凡社ツꀀ 2500 円 12/07発行 →世界各国の国旗と国章を紹介。国旗や国章の成り立ちや国の 位置、面積や人口、首都も紹介する。03年初版の四訂版。 ツꀀ
=中学以上=
『この気持ちいったい何語だったらつうじるの?』 小林 エリカ(文) イースト・プレスツꀀ 1300 円 12/08発行 (よりみちパン!セ) →09年理論社刊の復刊。 ツꀀ
『だれでも一度は、処女だった。』 千木良 悠子(文) イース ト・プレスツꀀ 1500 円 12/08発行(よりみちパン!セ) →共著:辛酸なめ子/09年理論社刊の復刊。 ツꀀ
『ゴリラは語る』 山極 寿一(文) 講談社ツꀀ 1000 円 12/08発行(15歳の寺子屋) →人類学、霊長類学者でもあり、30年間ゴリラの研究をしてきた著者が、アフリカのゴリラの家に「ホームステイ」して考 えたこと、ゴリラから学んだことを語る。 ツꀀ
『折り紙への招待』 桃谷 好英(文) 創元社ツꀀ 1800 円 12/09発行 →創作折り紙を折るための入門書。創作折り紙を折るための基本となる折方を学び、立体感覚を身につける。 ツꀀ
『演劇ほど面白いものはない』 蜷川 幸雄(文) PHP研究所ツꀀ 1100 円 12/09発行 →NHKBS2009年9月24日放送「100年インタビュー」を元に 単行本化。「世界のニナガワ」と呼ばれるまでの軌跡。また 若い世代への経験の継承と未来への希望を語る。 ツꀀ
『ふしぎ不思議の理科教室 楽しくできる実験と工作』 くらり か(文) 東京書籍ツꀀ 1200 円 12/08発行 (ヤングサイエンス選書2) →牛乳パックで作るポンポン蒸気船、ガラス玉で作る顕微鏡、風で電気を起こす、化学反応を使ったぬり絵や字…。身近なものから初めて出会うものなど21のテーマの実験とその方法を掲載。 ツꀀ
■ 今週の一冊 ■
今週は文句なく、これでしょう! 『パンとバラ ローザとジェイクの物語』。今年80歳(!!)のキャサリン・パターソン、06年の作品の翻 訳です。
歴史的背景を知らなかったので読み始めは少ししんどかったですが、物語が動き出してからはグイグイと引き込まれてあっというまに読み終わっていました。史実に基づきながらも、登場人物それぞれが魅力的に描かれ、 親近感を抱けるとうのは、素晴らしい筆力でしょう。年齢を感じさせない若さと力強さが溢れています。このうまさは経験者、年長者のものかもしれませんが…。
後半登場する老夫婦、ブロッジさんが素敵です。
さすがパターソン! と唸りました。しっかりした作品を読みたい方、アメリカの歴史に興味のある方におすすめです。
おまけに『神様のみなしご』。川島誠の作品は誰にでもおすすめ…というわけにはいかないけれど、しっかり描いてくれるなぁ、とつくづく思いました。特に男の子のリアルな感情がうまいです。(す)