2012年7月22日~7月28日入荷分

■ 今週のおすすめ ■ツꀀツꀀ
♪ 絵本 ♪ 7点 ツꀀ
『オムライスへヘイ!』ほるぷ出版ツꀀ
『りゅうのぼうや』佼成出版ツꀀ
『せかいいっしゅうビッグラリー』フレーベル館
『おひさまみたいに』ほるぷ出版
『ふたごのしろくま とりさん、なんば?のまき』講談社
『ちえちゃんのおはじき』佼成出版
『恐竜の谷 小さな恐竜親子の物語』こぐま社

ツꀀ ♪ フィクション ♪ 16点 ツꀀ
『まんがの名作図書室 うるうる話・ゆかいな話』小学館
『まんがの名作図書室 わらい話・こわい話』小学館
『めそめそけいくん、のち、青空』学習研究社
『おひさまやのたんぽぽスプレー』講談社
『ゆうかんなテディ・ロビンソン』岩波書店
『雨月物語』岩崎書店ツꀀ
『平家物語』岩崎書店ツꀀ
『魂を追う者たち』講談社
『リーコとオスカーと幸せなどろぼう石』岩波書店
『完訳 オズのパッチワーク娘』復刊ドットコムツꀀ
『ガレキの中にできたカフェ』明石書店ツꀀ
『大地のランナー』鈴木出版
『100%ガールズ 1st season』講談社ツꀀ
『RDGレッドデータガール3 夏休みの過ごしかた』角川書店
『オズの魔法使い』新潮社
『ハンナの記憶』講談社 ツꀀ

♪ ノンフィクション ♪ 16点 ツꀀ
『日本の川 いしかりがわ』偕成社
『アンモナイトと三葉虫』誠文堂新光社
『日曜日の朝ごはん』復刊ドットコム
『ふたつの名前で愛された犬』学習研究社
『いその生きもの・外洋の生きもの』新日本出版社
『青い鳥文庫ができるまで』講談社
『身近な妖怪ハンドブック』文一総合出版ツꀀ
『こんちき号北極探検記』講談社
『雲の名前空のふしぎ』PHP研究所
『トットちゃんと地球っ子たち 黒柳徹子ユニセフ親善大使28年の全記録』新日本出版社ツꀀ
『浄瑠璃を読もう』新潮社
『星と暮らす。星を知り、その輝きとともに』誠文堂新光社
『寺田寅彦の科学エッセイを読む』祥伝社
『アンネ、わたしたちは老人になるまで生き延びられた。』清流出版
『大震災 日本列島が揺れた』小峰書店
『人間をみがく』あすなろ書房ツꀀツꀀ

♪ 昔話・伝記・詩 ♪ 1点 ツꀀ
『丸山薫・三好達治』あすなろ書房ツꀀツꀀツꀀ

■ 今週のおすすめ ■ ツꀀ
♪♪ 絵本 ♪♪ ツꀀ
=幼児以上= ツꀀ
『オムライスへヘイ!』 武田 美穂(文・衛) ほるぷ出版ツꀀ  1100 円 12/07発行  →オムライス、ヘイ!ざいりょうだ!オムライスが出来るまでをリズミカルな文章と絵で紹介。たべもの絵本シリーズ第3弾。 ツꀀ

『りゅうのぼうや』 富安 陽子(文)早川 純子(絵) 佼成出版ツꀀ  1300 円 12/07発行(どんぐりえほんシリーズ)  →ある満月の夜、たまごからりゅうの赤ちゃんが生まれました。飛ぶ練習をしては、夜はお母さんのとぐろにもぐりこみます。そしてある日、大空へ飛び立ちました…。 ツꀀ

『せかいいっしゅうビッグラリー』 ヨッヘン・シュトゥーアマン  (文・絵)酒寄 進一(訳) フレーベル館ツꀀ 1200 円 12/07発行  (翻訳絵本)  →動物たちのビックラリーの始まり始まり。地球をぐるりと一周するコースははちゃめちゃで、ゴール目指して突っ走る。 ツꀀ

『おひさまみたいに』 スーザン・マリー・スワンソン(文)マーガ レット・カドス=アーヴィン(絵)ふしみ みさを(訳) ほるぷ  出版ツꀀ 1500 円 12/07発行(海外秀作絵本)  →ひまわりさん、あなたはだれよりもせがたかくてかがやいていた…。女の子が蒔いたひまわりの種。太陽の日を浴びて、やがて見上げるほどに成長します…。 ツꀀ

『ふたごのしろくま とりさん、なんば?のまき』 あべ 弘士  (文・絵) 講談社ツꀀ 1200 円 12/07発行(講談社の創作絵本)  →ふたごのしろくまと母さんくまの前に氷に乗った鳥がやって来ました。「かあさん、なんば?」「1わよ」…。こぐまは鳥の数をかぞえます。 ツꀀ

=小学校低学年以上= ツꀀ
『ちえちゃんのおはじき』 山口 節子(文)大畑 いくの(絵)  佼成出版ツꀀ 1300 円 12/07発行(クローバーえほんシリーズ)  →そらは、おばあちゃんと一緒に神楽坂にやってきました。ここはおばあちゃんのうまれた所。おばあちゃんは、戦争中のこと、仲良しだったともちゃんとちえちゃんのことを話します…。 ツꀀ

『恐竜の谷 小さな恐竜親子の物語』 黒川 みつひろ(文・絵)  こぐま社ツꀀ 2100 円 12/08発行  →同社の同名絵本のハードカバー版。91年初版、05年改定新版。 ツꀀ

♪♪ フィクション ♪♪ ツꀀ
=小学校低学年以上= ツꀀ
『まんがの名作図書室 うるうる話・ゆかいな話』 こやま ゆき  (文) 小学館ツꀀ 819 円 12/07発行  →漫画と一緒に名作を10作紹介する。子どもの本屋がお薦めの本を紹介するコーナーもある。共著:吉野恵美子、かなき詩織、ふくやまけいこ

『まんがの名作図書室 わらい話・こわい話』 そにしけんじ  (文) 小学館ツꀀ 819 円 12/07発行  →漫画と一緒に、笑い話、怖い話10話を収録。子どもの本屋さんが 薦める本のコーナーもある。

『めそめそけいくん、のち、青空』 矢部 美智代(文)長田 恵子  (絵) 学習研究社ツꀀ 1300 円 12/08発行(キッズ文学館)  →けいくんは、「めそめそけいくん」と言われてクラスの男の子からからかわれています。ある日、飼い犬のクマと散歩をしているとクラスの男の子が現れ、けいくんをからかいますが…。 ツꀀ

『おひさまやのたんぽぽスプレー』 茂市 久美子(文)よしざわ   けいこ(絵) 講談社ツꀀ 1100 円 12/07発行(どうわがいっぱい)  →野原のほとりに「おひさまや」という店がありました。ここで売っているものはお金では買えません。ある日、おひさまやに2年生のさとしがやってきました。さとしが買ったものは…。 ツꀀ

=小学校中学年以上= ツꀀ
『ゆうかんなテディ・ロビンソン』 ジョーン・G・ロビンソン  (文・絵)小宮 由(訳) 岩波書店ツꀀ 1500 円 12/07発行  →デボラのぬいぐるみ、テディ・ロビンソンの冒険物語。小人の置物がやってきて自分の居場所がなくなるかと不安になったり、海 へ行って人魚に出会ったり。 ツꀀ

=小学校高学年以上= ツꀀ
『雨月物語』 金原 瑞人(文)佐竹 美保(絵) 岩崎書店ツꀀ  1500 円 12/08発行(ストーリーで楽しむ日本の古典)  →英米文学との比較や類似点をあげつつ、高校の文芸部員が発表する形式がユニーク。読後、じんわりとした怖さに包まれる。

『平家物語』 石崎 洋司(文)岡本 正樹(絵) 岩崎書店ツꀀ  1500 円 12/08発行(ストーリーで楽しむ日本の古典)  →とある男が、1人のお坊さんに出会い、そのお坊さんが「平家物語」を語るというスタイルで綴られる。

『魂を追う者たち』 廣嶋 玲子(文) 講談社ツꀀ 1400 円   12/07発行  →大平原の「牙の民」の少女ディンガは、双子の妹の魂を取り戻すために、地の果てまで旅に出る。 ツꀀ

『リーコとオスカーと幸せなどろぼう石』 アンドレアス・シュタイ  ンヘーフェル(文)ペーター・シェッソウ(絵)森川 弘子(訳)  岩波書店ツꀀ 2400 円 12/07発行  →何から何まで正反対のふたり、リーコとオスカーのドタバタながらも、心温まる活躍を描いたシリーズ。今回も奇妙な盗難事件を二人を合わせて解決する。シリーズ最終巻。 ツꀀ

『完訳 オズのパッチワーク娘』 ライマン・フランク・ボーム  (文)サカイ ノビー(絵)田中 亜希子(訳) 復刊ドットコムツꀀ  1900 円 12/08発行(オズの魔法使いシリーズ7)  →マンチキン国のはずれでナンキーおじさんと暮らす少年オジョ。魔術師によって大理石にされてしまったおじさんを救うためにパッチワーク娘とオジョが大奮闘。シリーズ第7巻目。 ツꀀ

『ガレキの中にできたカフェ』 西山 むん(文) 明石書店ツꀀ  1300 円 12/07発行  →小4のみなみちゃんの町は、大地震と津波の襲われる。ガレキの町の中で、人々が力を合わせてみんなが集まれるカフェを開くまでを描く。 ツꀀ

=中学以上= ツꀀ
『大地のランナー』 ジェイムズ・リオーダン(文)原田 勝(訳)  鈴木出版ツꀀ 1500 円 12/07発行(鈴木出版の海外児童文学)  →南アフリカ共和国の人種差別の現実を、少年サムの成長とマラソンランナーとしての闘いを通して描く。サムの走ることへの想いが胸を打つ。 ツꀀ

『100%ガールズ 1st season』 吉野 万理子(文) 講談社ツꀀ  950 円 12/07発行(YA! ENTERTAINMENT)  →宝塚を目指すボーイッシュな真純は、家から遠く離れた横浜の女子校へ通うことに。自由な校風の中で、成長していく姿を描く。 ツꀀ

『RDGレッドデータガール3 夏休みの過ごしかた』 荻原 規子  (文) 角川書店ツꀀ 552 円 12/07発行(角川文庫)  →10年刊の文庫化。 ツꀀ

『オズの魔法使い』 ライマン・フランク・ボーム(文)にしざかひろみ(絵)河野 万里子(訳) 新潮社ツꀀ 490 円 12/08発行  (新潮文庫) ツꀀ

『ハンナの記憶』 長江 優子(文) 講談社ツꀀ 1400 円 12/07発行  →波菜子のおばあちゃんに謎のクリスマスカードが届く。そんな時、おばあちゃんの秘密の交換日記を見つける。日記の相手は親友の英国人とのクォーターで、カードの差出人だった…。 ツꀀ

♪♪ ノンフィクション ♪♪ ツꀀ
=小学校低学年以上= ツꀀ
『日本の川 いしかりがわ』 村松 昭(文・絵) 偕成社ツꀀ 1400 円   12/08発行  →全長268km。北海道で一番長い石狩川。大雪山から流れ出し、上川盆地、石狩平野を経て、日本海に注ぐ石狩川をヒグマの神様とコロボックルの女の子が案内する。 ツꀀ

=小学校中学年以上= ツꀀ
『アンモナイトと三葉虫』 子供の科学編集部編(文)  誠文堂新光社ツꀀ 2200 円 12/07発行  (子供の科学・サイエンスブックス)  →様々なアンモナイトと三葉虫を美しい写真で紹介し、体の仕組みも解説。実寸大のアンモナイトと三葉虫の写真も掲載。 ツꀀ

『日曜日の朝ごはん』 松田 直子(文)田中 恒子(絵)  復刊ドットコムツꀀ 2000 円 12/08発行(こどもりょうりえほん1)  →とうふのみそ汁、ハムエッグ、玉子焼き、ピラフ、カレーうどん、フルーツ白玉などの作り方を絵本で紹介。共著:碧海酉癸、五味恭子、絵:落合稜子/77年主婦の友社刊を定本に復刊。 ツꀀ

『ふたつの名前で愛された犬』 平野 敦子(文)こば ようこ  (絵) 学習研究社ツꀀ 1200 円 12/08発行  (動物感動ノンフィクション)→1964年、5歳だった「こっこちゃん」の親友は飼い犬のコロだった。どこへ行くのも、遊ぶのもいつも一緒。そんな2人はひょんなことがきっかけで離れ離れに。 ツꀀ

『いその生きもの・外洋の生きもの』 中村 征夫(文)中村 征夫  (写真)新日本出版社ツꀀ 2500 円 12/07発行  (さかなクンと中村征夫の海のおさかな大百科5)  →ヒトデやウニ、ウミウシなど磯で生きる生き物たちの生態や外洋の魚たちを美しい写真と共に紹介する。共著:さかなクン ツꀀ

=小学校高学年以上= ツꀀ
『青い鳥文庫ができるまで』 岩貞 るみこ(文) 講談社ツꀀ 1200 円   12/07発行  →架空の人気青い鳥文庫の新刊をクリスマスに間に合わせて書店   に並ぶまでを、作家、編集者、デザイナー、印刷会社等々の奮闘   ぶりを追う。1冊の本ができるまでがよくわかる。 ツꀀ

『身近な妖怪ハンドブック』 川村 易(文) 文一総合出版ツꀀ  1200 円 12/07発行  →妖怪を「理科系の目」で分類、編集。民族学の分野の妖怪を一般生物として扱う。 ツꀀ

『こんちき号北極探検記』 あべ 弘士(文・絵) 講談社ツꀀ 1900 円   12/07発行  →あべ弘士が仲間と一緒に大型ヨットに乗り込み1ヶ月間北極とその生き物たちを観察した探険エッセイ。 ツꀀ

『雲の名前空のふしぎ』 武田 康男(文)武田 康男(写真)   PHP研究所ツꀀ 1900 円 12/08発行  →おぼろ雲、うす雲、わた雲など様々な雲の名前を美しい写真で紹介し、それぞれの雲ごとに、どんな気象を生むのかという、空の不思議も解説する。

ツꀀ =中学以上= ツꀀ 『トットちゃんと地球っ子たち 黒柳徹子ユニセフ親善大使28年の全記録』 田沼 武能(文)田沼 武能(写真)新日本出版社ツꀀ  3500 円 12/07発行  →1984年タンザニアから2011年ハイチ、日本までユニセフ親善大使の黒柳徹子28年間の記録を写真で綴る。 ツꀀ

『浄瑠璃を読もう』 橋本 治(文) 新潮社ツꀀ 2000 円 12/07発行  →雑誌「考える人」に連載されたものをまとめた。古典芸能に造詣の深い著者による「浄瑠璃」案内だが、日本人の、いや江戸の人の思考を知ることもできる。 ツꀀ

『星と暮らす。星を知り、その輝きとともに』 藤井 旭(文)  誠文堂新光社ツꀀ 1500 円 12/07発行  →星空と風景を撮影した美しい写真とともに、文明や歴史、人々の暮らしと星との関わりを紹介。 ツꀀ

『寺田寅彦の科学エッセイを読む』 池内 了編(文) 祥伝社ツꀀ  590 円 12/07発行(祥伝社黄金文庫)  →寺田寅彦の科学エッセイ35編を「事物の観察」「日常現象」「生物世界」など5つのジャンルに分ける。章ごとに編者の解説は、寺田のエッセイを理解する助けに。 ツꀀ

『アンネ、わたしたちは老人になるまで生き延びられた。』 テオ  ・コステル(文)桜田 直美(訳) 清流出版ツꀀ 1600 円   12/08発行  →『アンネの日記』のアンネ・フランクの80歳になったクラスメートたちのそれぞれの記憶。アンネは15歳で亡くなったが、その後を生き延びた彼らにも「物語」は存在するのだ。 ツꀀ

『大震災 日本列島が揺れた』 NPO法人仕事への架け橋(文)  まど・みちお(絵) 小峰書店ツꀀ 1600 円 12/07発行  →全国の高校生や高等専修学学校生を対象とした「私のしごと」作文コンクール。第7回目の今年は、「東日本大震災若者応援メッセージ」として募集。4104編の中から、75編を収録。 ツꀀ

『人間をみがく』 松田 哲夫編(文) あすなろ書房ツꀀ 1800 円   12/08発行(中学生までに読んでおきたい哲学7)  →古今亭志ん生「宿屋の富」、内田百聞「蜻蛉玉」、須賀敦子「ほめる」、茨木のり子「一本の茎の上で」など21編の作品を収録。「自分とは何か」を考える。

ツꀀ ♪♪ 昔話・伝記・詩 ♪♪
ツꀀ =小学校高学年以上= ツꀀ
『丸山薫・三好達治』 萩原 昌好編(文)水上 多摩江(絵)  あすなろ書房ツꀀ 1500 円 12/08発行(日本語を味わう名詩入門)  →丸山薫と三好達治、親交の深かった2人の詩人の作品集。作品ごとの解説付。 ツꀀ

■ 今週の一冊 ■
 今週は…『ゆうかんなテディ・ロビンソン』を。

 読みながら、思わず肩が揺れてしまいました。  テディ・ロビンソンの行動がとても愛らしいです。  こんな“くま”、私も欲しいですね~。

 ぬいぐるみとしての行動範囲しかない、というのも物語に説得力が  あります。なんでもできちゃうわけではないのです。自分で読むなら2~3年生かな…と思いますが、読んであげれば幼稚園児でもOKではないでしょうか。  いや、そのほうがスポン!と物語世界に入ってくれそうです。

 …どなたか実践報告、教えてください。

 もう1冊、おまけ。……ほとんど個人的趣味です。『浄瑠璃を読もう』です。 ツꀀ  橋本治氏の文章は独特のクセがあって「一見さんお断り」的なところがありますが、それさえ気にならなければ“浄瑠璃”とは何か? に深くこたえてくれる1冊です。  歴史的、文学史的な背景をきちんと踏まえて書かれています。

 20年から彼の著作(小説もエッセイも)読んできている身としては笑いのツボだらけの文章でしたが…。

 ポプラ社から出版されている絵本シリーズ「橋本治・岡田嘉夫の歌舞伎絵巻」をあわせてみると、よりおもしろいのではと思いますよ。(す)